松山三越内の観光案内所「だんだんinfo」利用急増 インバウンド増で8月末3300件超、韓国7割(愛媛)
インバウンド(訪日客)の増加を受け、松山三越(愛媛県松山市大街道2丁目)の1階で観光案内や免税手続きなどを行う「愛媛・松山観光インフォメーションセンター」(愛称・だんだんinfo)の利用者が急増している。2021年5月のオープンから3年余り。新型コロナウイルス禍の逆風を乗り越え、外国人観光客受け入れを促進する役割を果たしている。 だんだんinfoは観光施設と商業地の結節点としての立地を生かし、地域の観光消費につなげようと、まちづくり松山などが開設。観光案内をはじめ、免税一括カウンターの設置や円への両替、手荷物の一時預かりなど多岐にわたるサービスを提供する。 だんだんinfoによると、21年の外国人観光客の利用はほぼゼロ、22年も39件にとどまった。それが23年3月の松山―ソウル便を皮切りに国際線定期便の再開・増便が続き、新型コロナの5類移行も重なって一気に増加。手荷物預かりを除く観光案内や免税手続きなどの対応件数は、23年は2千件を上回り、24年は8月末時点で3300件を超えた。国・地域別では韓国が約7割を占め中国、台湾が続く。
愛媛新聞社