ヘンリー王子、インビクタスを世襲制にしたい 「アーチー王子にパトロン職を継がせる予定」と関係者が証言
スポーツ界のアカデミー賞と呼ばれるESPY賞のパット・ティルマン賞を受賞するヘンリー王子。チャリティスポーツイベント「インビクタス」を立ち上げ、負傷した軍人たちの癒しをサポートしていることが評価されての受賞であるが、賞の名前となっている故パット・ティルマンの母が反発。「王子よりも相応しい人がいる」とインタビューで語った。これをきっかけにESPYに再考を求める動きが勃発、署名活動には6万人以上が賛同している。新聞「テレグラフ」の報道によると王子はこれらの批判や反発の動きを知って「驚いている」という。 【写真】自分とそっくりの家族や親戚がいるロイヤルファミリー
そんな中インビクタスに関するもう1つの証言が浮上している。関係者によると王子は「インビクタスを自分の直系であるサセックス家で継いでいって欲しいと考えている。息子のアーチー王子が大人になったら彼にパトロンになって欲しいと思っている」という。新聞「サンデーエクスプレス」が報じている。「インビクタスのパトロンの座はいずれアーチー王子に譲られることになる。そうすればサセックス家の中で継いでいくことができるからだ。ヘンリー王子はインビクタスをサセックス家のイニシアチブで続けていこうと心に誓っている」。
これにイギリスマスコミがざわついている。「後継ぎ」と「スペア」を用意し、体制を続けていく王室がいやで離脱したのにやっていることは同じではないかという疑問が浮上している。回顧録『SPARE』を出して以来、王子は世襲という制度よりも自分が世襲できないこと、つまり「スペア」であることが気に入らなかったらしいと揶揄する意見もあったが、それが実証されたと納得する人もいる。またメーガン妃は王室離脱後、アメリカで自分たちの王室を作っていこうとしているのではないかと囁かれてきたが、インビクタスを世襲制にするのもそのための戦略ではないかという見方も出てきている。
ちなみに王子と妃は来年2月にカナダのバンクーバーとウィスラーで開催されるインビクタスの開会式にアーチー王子とリリベット王女も連れていく予定だという。関係者曰く「家族を連れていくことで王子は子どもたちにパトロンとしての模範を示したいと思っている」。王子がどんなロールモデルを示してくれるのか、開会式を楽しみにしたい。
