ピストン西沢が「日産・NV200バネット MYROOM」を超速レビュー!ソロキャン感覚で乗れるのだ
車中泊にも対応する日産の「MYROOM」シリーズ第二弾が登場。こんどはNV200バネットがベースだ!ピストン西沢がいちはやくレビューする。 【写真10枚】木目パネルの内装で、間接照明のスイッチなどはきれいにまとめられている。日産ディーラーで買えるキャンピングカー「MYROOM」を写真で見る
「NV200バネットMYROOM」を見てきたぞ
キャンプ好きの方々には注目の、日産ディーラーで買えるキャンピングカー「MYROOM」。今までは「NV350キャラバン」がベースになっていたのだが、キャラバンの4695×1695×1975mm(全長×全幅×全高)というサイズはやはり普通の人には大きすぎる。ユーザーの声として「もう少し小さければ運転しやすいのに」とか「一人で使うには大きすぎる」とか「家の周りが狭い道なので無理」など、大きいことに拒否反応や心配の声があったそうな。 まぁ大は小を兼ねるんだけど、このクルマを発売するにあたり、最初に発売になったローンチエディションは、そもそも最上級グレードをベースにして、4輪駆動だと714万円という高額車でもあり、もっと価格もサイズもお求めやすい「MYROOM」を求める声が上がるのは織り込み済みだったんでしょう。 「NV200バネットMYROOM」の大きさは全長4400x全幅1695x全高1850mmなので、キャラバンより295㎜短く、幅は一緒で高さが125㎜低い。それでもベッドにしたときの長さは1840㎜で、幅も1200㎜あるので、大人2人が寝ることは可能……だけど、カップルならいいがおっさん2人はイヤだなぁwww
室内は「MYROOM」シリーズの公式通り
◆木目パネルの内装 ・合板だからギシギシしない 木の1枚板に見えるが実は合板。しかし合板は軽く収縮性が小さいので、クルマの内装には良いそうだ。これが自然木だと反ってきたり、大きさが変わって、ギシギシ音の原因になってしまう。 ◆2in1シート ・個別に自由なシートアレンジができる5:5分割シートを採用 このシートはすごくて、座る面はやわらかく、倒して寝る面は硬めになっている。クルマのシートをフラットにしても、体が沈み込んで心地よくないし、体をホールドするためにサイドが盛り上がっていたりして、とてもじゃないが無理なんていうことがあるが、この2in1シートなら大丈夫。 ◆自分の部屋より綺麗な照明 ・ムーディーな演出も 「MYROOM」っていうけど、これより綺麗なホテルみたいな部屋に住んでる人も少ないぞww 天井にはウッドルーフパネルがついて、スポット照明が照らしてくれるし、ムーディーな間接照明もある。 ◆何かにつけてあると便利な外部給電システム ・大容量ポタ電を併用すれば無敵 ただの車中泊仕様と一番大きな違いはここでしょう。「MYROOM」は外部から給電できる入力が一つと、それを出力できるコンセントが車内に3か所装備されている。 RVパークで電気をもらえば、この「NV200バネットMYROOM」は無敵だ。これにリーフの使用済みバッテリーを再利用した、日産オリジナルの「ポータブルバッテリーfrom LEAF」というリチウムイオン充電池を併用すると……。 こちら、633whの容量とAC出力合計600w(最大1200w)という大容量ポタ電。これはエンジンが回っている間は常に充電していて、クルマを止めたあとは、ポタ電のみで3つのコンセント合計で700W。それが外部からのRVパークやキャンプ場で外部給電を活用すると1500Wにもなる。 これなら夏はクーラー、冬はヒーター機能がついたポータブルエアコンが使える。もうFFヒーターとかいらなくなるわけで、これによりキャンピングカーとしての機能は大体揃ってしまうわけだ。