災害時の「生活用水」「飲料水」確保へ 鳥取市の水道会社が「防災用ろ過設備」を寄贈(鳥取・岩美町)
山陰中央テレビ
災害時に雨水や河川、プールの水を生活用水や飲料水として活用できる「防災用ろ過設備」を鳥取市の企業が開発し、岩美町に寄贈しました。 「防災用ろ過設備」を寄贈したのは、この設備の販売、メンテナンスをする鳥取市の水道会社「パイプフレンド」で、関係者らが岩美町役場を訪れ長戸町長に目録を手渡しました。 「防災用ろ過設備」は、鳥取市の企業「ノーチスラボ」が今年1月能登半島地震で断水が長期化したことなどを受け開発を始め、これまでに八頭町や智頭町に寄贈し導入されています。 雨水やプールの水、また河川の泥水などをろ過して鉱物ミネラルを加えることで殺菌、浄水し生活用水や飲料水に利用でき、30分間で1トンの水を処理できるということです。 パイプフレンド・千馬高広社長: 「(災害が)何もないことが一番ですが、いざという時の備えのために一番大切な水というものを確保できたらという思いで寄贈させていただきました」 防災用ろ過設備は、今後鳥取市や若桜町にも寄贈される予定です。
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