股関節の「つまり感」ほぐしエクササイズ｜ギシギシきしむように感じる股関節がなめらかに！

股関節を動かす時、痛いというほどではないけど何か引っかかる感じや動きが悪い、何かがつまっているように感じるということはありませんか？今回は、そんな方に向けて股関節のつまり感を和らげるエクササイズをご紹介します。 ◆写真で詳しいやり方を見る｜股関節の「つまり感」ほぐしエクササイズ ■股関節のつまり感の原因 股関節まわりには大小20個以上の筋肉が関わっています。そのため、股関節のどこかの筋肉が硬くなったり動きが悪くなるだけで、股関節全体の動きが悪くなったように感じてしまうこともあります。特に、股関節は前後左右に自由に動き、回すこともできる関節。肘や膝などを曲げたり伸ばしたりの単純な動きがメインの関節と違い色々な方向に動くため、筋肉も色々な方向についていて複雑です。 一方、現代は椅子に座っている時間が長く、複雑についている股関節周りの筋肉を十分に動かすことができていません。筋肉は動かないと硬くなっていくという特徴があるため、1時間座りっぱなしで動かないだけでも筋肉が硬くなり、その硬さが股関節を動かす邪魔をしてつまった感じや引っかかるような感覚を生んでいるのです。 ■股関節のつまり感を解消するには？ 動かさないことが原因で股関節のつまり感を生んでいるのであれば、解消方法はとにかく動かすことです。股関節は、歩く・座るなどで前後の伸ばす・曲げるはある程度日常の動きでも行われますが、股関節を外に回したり内に回したりという動きは日常では行われづらいため、その動きを行う筋肉が硬くなりやすい可能性があります。股関節を外や内に回旋させる動きを行って、股関節周りの筋肉の柔軟性を取り戻しましょう。 ■股関節の「つまり感」ほぐしエクササイズ 今回は股関節につまり感を和らげるエクササイズを2つご紹介します。股関節の硬さや動きが気になっている方はぜひやってみてください。 ■■股関節を外側に回す動き ＜やり方＞ １）床に座ったら両脚を右側に流して横座りする ２）右脚の付け根に右手の親指を当て、外に回旋させるように股関節を動かす  ■■股関節を内側に回す動き ＜やり方＞ １）床に座ったら両脚を右側に流して横座りする ２）右脚のかかとを天井方向に持ち上げ、右脚を付け根から内側に回旋させる 左右共に10回程度行ってみましょう。右脚を行った後に腰を回したりあぐらの姿勢になってみると、動かした側の脚が軽くなっていたり、動きが良くなっているのを感じられると思います。 ライター／伊藤香奈（股関節ヨガインストラクター）