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幕を開けた最大10連休となるゴールデンウィーク。 2024年は、2023年の約1.7倍、推計52万人が海外旅行に! 【画像】漢江のほとりでインスタントラーメンを食べる、通称「漢江ラーメン」に旅行客が集まる…様子はこちら 予約者数ランキングの1位は、“安近短（あんきんたん）”の韓国・ソウル。 そこで、日本人旅行者たちは、なぜか、川のほとりでラーメン? さらにソウルでは、“深夜の爆買いスポット”も。 予約者数が過去最多となったのは、ハワイ・ホノルル。だが、立ちはだかるのは、歴史的な円安と物価高。 意外な時間に、日本人が押し寄せるレストランも発見した。驚きの“節約術”を駆使する日本人旅行者らに密着した。

“空前の円安”…ハワイでは朝食が2人で1万円超!

ANAによると、2024年のゴールデンウィーク期間中、予約者数が過去最多となったハワイ・ホノルル便。 ANA CX推進室レベニューマネージメント部・夏山英樹さん: ハワイ線では円安の環境下においても、お客様の旅行意欲が、それを上回っている。 しかし、訪れた日本人は「家からたくさん食料を持ってきました」「新婚旅行なんですけど、食べるものとか、選ぶかもしれない」などと話した。 聞こえてきたのは「節約」の声。両替所で1万円をドルに換えてみると、約62ドルとなった。 両替所のスタッフ: びっくりしていますね。これだけしかないんですかって、我々に文句を言う人もいる。 それもそのはず、円相場は1週間で約4円の下落という異常事態。 円安を特に実感するのが、現地での買い物。地元のスーパーに行ってみると、大根は11ドルなので、1700円。 もやしが1袋3.5ドルなので550円。 さらにレストランでの朝食では、オムレツの朝食セット、人気のエッグベネディクトが5082円。2人でかるく1万円を超えるという、厳しい現実だ。 安くすまそうと、ファストフード店に行くと、日本では480円から580円のビッグマックが、約7ドルで1100円となっていた。

「ハッピーアワー」でしっかり節約!ハワイ旅行者たちはどう過ごす?

空前の円安の中、日本人旅行者たちは、どう過ごしているのか? 通り沿いの至る所に出現する雑誌の棚。そこに、飲食店などで使える10％から15％オフのクーポンが付いていて、今、多くの日本人観光客が利用しているという。 KAUKAUマガジン編集長 田邊規子さん: （雑誌の）補充に来てほしいと連絡が来ることも多くなりました。 午後5時、多くの外国人観光客がビーチでくつろいでいる時間帯に、街中のレストランをのぞいてみると、早くも、ディナーを始める日本人の姿。 ハッピーアワーを利用する日本人夫婦: （ビールが）通常8ドルだけど、1ドル安い。コツコツと。 こちらの日本人夫婦のお目当ては、ハワイの多くのレストランで実施している「ハッピーアワー」。ディナータイム前の客が少ない数時間だけ割引されるサービスで、この店では15％から20％安く食べられるという。 ハッピーアワーを利用する日本人夫婦: ハッピーアワーで2軒ぐらい回って、あとは部屋でゆっくり。 そんな節約をしていても、運ばれてきたタコス2つのお値段は、なんと1500円! TR FIRE GRILL総料理長三村浩之さん: 午後3時～6時までハッピーアワーをやっているんですが、一気に午後5時半に満席になります。日本人のお客さんですね。ちょっと極端かなとは…。 ハッピーアワーを利用していたこちらの夫婦。1皿約3700円（約23.5ドル）するガーリックシュリンプが、約2500円（約16ドル）ほどに! しっかり節約をしていた。