高木豊氏

　レギュラーシーズン開幕まで残り1週間となったプロ野球。今年こそV奪回を目指す巨人は新戦力の躍動が優勝へのカギとなりそうだ。 【動画】背番号35が圧巻の一振り！ドラ4泉口がサヨナラ打を放ったシーン 　阿部慎之助監督はドラフト3位の佐々木俊輔（日立製作所）、同4位の泉口友汰（NTT西日本）の開幕1軍入りを明言。同1位の西舘勇陽とともに、新人野手2選手の開幕1軍入りが決まった。 　佐々木はオープン戦で36打数17安打、打率.472とバットで存在感を発揮。開幕スタメンへ連日のアピールを続けている。一方の泉口は内野全ポジションで出場し、堅実な守備を披露。バットでも19日のロッテ戦でサヨナラタイムリーを放ち、新人らしからぬ勝負強さを見せつけた。 　V奪回へカギとなりそうな新戦力だが、球界OBは新人野手2選手をどう評価しているのだろうか。現役時代は大洋（現DeNA）で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は3月22日に自身のYouTubeチャンネルに「「巨人ここまで順調にきている‼︎」ルーキー西舘•佐々木•泉口の3選手が開幕一軍内定‼︎スタメンの可能性は⁉︎3選手の凄さと課題について高木豊が語る‼︎」と題した動画を更新。佐々木と泉口のここまでの活躍について言及している。 　まず、ここまでバットで好成績を残している佐々木を「佐々木はしぶとい。（阪神の開幕投手が）青柳なので、思い切って開幕スタメンに抜擢する可能性はある。オープン戦の成績が非常にいいし、安定している」と高評価。開幕スタメンは射程圏内か。 　また、高木氏は「代走でもいいし、肩も強い。そういう意味では非常に使い勝手のいい選手」と走塁、守備面も高く評価した。スタメンで起用されないことがあっても、ベンチでは重宝される選手になりそうだ。 　一方、泉口については「守備に不安はないし、打撃もセンスがあって率が残せる選手」と、こちらも攻守で高評価した。 　阿部監督は開幕ショートに2年目の門脇誠を起用することを明かしているが、同選手はここまでオープン戦で39打数7安打、打率.179と結果を残せていない。高木氏は「（門脇が）シーズンに入って打撃で悩んだときに、泉口で対応できるかなという感じで見ている」と門脇の状態が上がらなければ、泉口が起用される可能性も語っていた。 　巨人の「スーパールーキー」2人は、レギュラーシーズンでも躍動することができるか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]