「話にならない」失点厳禁 J1アビスパ福岡・長谷部監督 2週間の中断期間で「当然良くなっている」浦和を警戒
J1アビスパ福岡は30日、アウェーで浦和と対戦する。前節は前線が流動的に動くゼロトップの戦術を取ったFC東京に1―3で敗れた。今季初の複数失点を喫しただけに長谷部監督は「システムは全く関係ないです。(相手に)背後を取られてクロスを上げられているようじゃ。対策とかではなくて話にならないです。相手が上手かったと、認めなければいけないところもあったけど、失点の全ては認められない」と堅い守りの建て直しを誓った。 ■佐藤凌我がベススタで夫人と寄り添い2ショット【写真】 福岡と同じ1勝2分け1敗の浦和は前節、湘南と4―4の打ち合いを演じた。長谷部監督は「そもそも(自分は)打ち合いには持ってきたくない。4―4ということは、4回、ものすごい嫌な思いをしてるんですよね。見てる人が楽しけりゃいいじゃんっていうのは納得いかない。合点がいかないっていうか」と自らの考えを説明。長谷部監督は今季就任した浦和・ヘグモ監督の心中を推し量り「(失点をしてもいいという)そういうことは考えていないと思う」と2週間の中断期間で守備の整備をしてくると予想。「われわれとのゲームで当然良くなっていると思います。間違いなく、そういう監督さんだと思うし、そういうメンバー」と警戒感を強めた。 福岡は浦和戦から中3日でホーム鹿島戦(4月3日、午後7時キックオフ)、さらに中3日でアウェー名古屋戦(同7日)と過密日程で難敵が続く。「僕はここ(福岡に)来てから連敗をしないことを常に提示してます。連敗すると勝ち点がゼロなわけで積み上げにならない。だから負けないことも大事」と気を引き締めた。
西日本新聞社