禁止なのに…無許可で使用したUSBメモリー、高校の非常勤講師が紛失 保存されていた生徒28人の情報どこへ データにパスワードも設定せず、保護者に謝罪「不正利用は確認されていない」
埼玉県教育局は14日、狭山緑陽高校の60代男性非常勤講師が、生徒28人の氏名と成績情報を含む可能性があるUSBメモリー(記憶媒体)を紛失したと発表した。データにパスワードは設定していなかったが、これまでに第三者による不正利用は確認されていない。 懲戒処分…アダルトビデオに出演した消防士 写真付きの匿名情報で発覚 5回も出演…報酬は計25万円だった
県立学校人事課によると、男性非常勤講師は狭山緑陽高のほか複数の高校に勤務。7日午後0時40分ごろ、別の勤務校でUSBメモリーを使用し、8日に紛失に気付いた。USBメモリーには狭山緑陽高以外の勤務校の生徒の個人情報は含まれていないという。 同局では、USBメモリーの使用を原則禁止としている。USBメモリーを使用する際には、パスワードを設定することや学校に許可登録することを定めているが、男性非常勤講師はパスワード設定と許可登録を行っていなかった。 同校は12日に生徒と保護者に経緯を説明し謝罪。同局は今後、校長会議などで全県立学校において個人情報の適正な管理徹底を指示するとしている。