侍ジャパン・井端弘和監督「イメージしているよりいい。合格点」 宮崎合宿打ち上げ
今月開催の国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」で2連覇を目指す野球日本代表が6日、宮崎市内での合宿を打ち上げ、井端弘和監督(49)は「合格点」と自信を示した。日本代表は9、10日にバンテリンドームナゴヤでチェコ代表と強化試合を行い、13日に同球場でオーストラリア代表との1次リーグ初戦を迎える。 雲一つない宮崎の空が充実した期間を物語っていた。ナインとともに手締めをした井端監督は、晴れやかな表情で合宿を振り返った。 「やりたいことはできた。本番までに(状態が)100に近づけばいい。僕がイメージしているよりよかったので、合格点は出ると思う」 リーダー格となる坂倉(広島)が手締めの音頭を取り、「全員で世界一になりましょう」とあいさつ。代表経験の浅いメンバーが多くを占める中、10月29日から個々の自主性を重視して調整。選手らは引き締まった表情で南国を離れ、名古屋へ移動した。 調整も最終段階に突入する。バンテリンドームで9、10日にチェコとの強化試合を戦い、13日にオーストラリアとの1次リーグ初戦に臨む。9日は高橋宏(中日)、10日は早川(楽天)の先発が決まった。先発陣の柱となる高橋宏に、指揮官は「オープニングの球場でもあるので、いい流れをもってきてくれればいいかな」と期待を込めた。 8日から日本シリーズに出場したDeNAの牧、佐野、桑原とソフトバンクの栗原が合流。4人の明るい性格を理解した上で、「入ってきたときに、どうチームが変わるかは想像を超えるんじゃないか。これで全員が本番モードに入れると思う」と井端監督。大会2連覇へ、現役時代から慣れ親しんだ地で結束力を高めていく。(樋口航)