【告白】にしおかすみこ“自分ファースト” 認知症の母との向き合い方とは? 「全部捨てて、逃げてしまうというのも選択肢の一つ」
これからも続く生活「とにかく自分の元気に気をつけて」
要介護認定の申請後、調査員が訪れる際に、母親が普段より元気に見せたり、あえてぼけたように振る舞うことを危惧した、にしおかさん。 そこで、支援センターの職員からアドバイスをもらい、日常で困っていることを箇条書きにメモをして調査員に渡すことにしたといいます。 にしおかすみこ: “見えを張る”ということは、あるあるだから、本当に困っていることを箇条書きでメモに書いてこっそり職員さんに渡したらいいよと。そうすると正しい判定が出やすいと。 ――要介護認定1を受けたときはどんな気持ちの変化が? それが、4年たって要介護1だったので、「母すごい頑張った!」って気持ちもあったし、毎日結構疲れるので「1~?」っていう気持ちもあったし。でも、要支援かなと思ったら要介護1だったから、まぁまぁそんなものかなと。不満は一つもないです。やはりメモを書いて出して良かったなと。 MC谷原章介: 4年間ずっとお母さまと暮らしたことで、刺激を与えるということが、認知症の進行度を遅らせたりもするので。ただ、今4年ですけどもなかなか先は見えないし、終わりは望まないじゃないですか、家族としては。これから続く介護を、何を大事に生活していきたいと思っていますか? にしおかすみこ: 今は家にいますけど、でもそれが正しいとも間違っているとも思っていないですし、施設を選択するでも、遠くから通うでも、自分の考えた選択しだし、私はもう全部捨てて、逃げてしまうというのも選択肢の一つだと思っているので、とにかく自分の元気に気をつけてと自分で思っています。 MC谷原章介: 縛られないことですね、「私がなんとかしないと」と。「私だけは絶対に逃げてはいけない」ではなく、どういう選択をしてもいいんだよと思うことは大事ですね。 にしおかすみこ: 本当に、頑張ろう!ではなくて、頑張らないようにしよう!とすごい思います。 (『めざまし8』 2024年12月5日放送より)
めざまし8