【マリーゴールド】新人2人が鮮烈デビュー 咲村良子は「日本の女子プロレスの顔になる」
女子プロレス「マリーゴールド」の26日東京・後楽園ホール大会で2人の新人が鮮烈デビューを果たした。 第1試合では、新人の橘渚(たちばな・なぎさ=24)が田中きずなと対戦。「勝てそうだから」と腰を負傷しているきずなを指名した橘は、試合前の握手にも応じず負けん気の強さを発揮した。開始早々にエルボーを連打するとドロップキックをお見舞い。さらにきずなの腰を踏み付け集中攻撃を浴びせた。 その後も、きずなに馬乗りになってエルボーを連打し、何度も丸め込みを狙い追いつめていった。しかし先輩の牙城は崩せず、最後はReDreamで3カウントを献上した。 橘は試合後「いざリングに立って相手を目の前にしたら全然何もできなくて…。すごく悔しいですけど、今自分に出せる力を精いっぱい出せたかなと思います。次は絶対に負けないようにもっと練習して強くなります」と前を向いた。 第2試合ではもう一人の新人・咲村良子(29)が来年5月に引退する高橋奈七永を相手にデビュー。アイドル、グラビアアイドル、経営者の顔を持つ咲村は臆することなく奇襲攻撃を見舞い、いきなりエルボーを連打していった。高橋に強烈な張り手をくらっても何度も立ち上がり、全日本女子プロレスで活躍した吉田万里子から直伝されたというクモガラミまで炸裂させ会場を沸かせた。だが、高角度のバックドロップで格の違いを見せつけられるとピンチに。最後は拷問固めでギブアップ負けを喫した。 涙を流しながらバックステージに現れた咲村は「本気でぶつかりにいって全てを受け止めてくれる奈七永選手がデビュー戦の相手でよかった」と語った。目標を問われると「マリーゴールドの顔になること、そしてゆくゆくは日本の女子プロレスの顔になっていく。そんな大きい選手になれるように頑張って行こうと思ってます」と力強く宣言した。注目の新人に今後も期待が高まるだ。
東スポWEB