2月2日発売開始。「パタゴニア」の2024年春夏新作を誰よりも早く着てみたら…(前編)
日本列島に寒波が訪れていた1月の終わり、表参道にてパタゴニアの2024年春夏新作展示会が開催された。今回もUOMOブランド統括の山崎と副編集長の薬師神が気になる新作を試着して、その実感をレポート! 【写真】「パタゴニア」の2024年春夏新作試着ルポの画像をもっと見る
フーディニにフードのないプルオーバーが登場!
内野:パタゴニアのライトシェルを代表するフーディニは、2004年にトレイルランニグカテゴリーに登場して以来、素材などのアップデートを繰り返している定番です。このジャケットは胸のポケットに収納できたりすることから、トラベルに活用される方やデイリーに着られる方も多い汎用性の高いアイテムです。パタゴニアが目指す「それひとつで多用途に使える製品」の象徴として、もっとできることがあるのではないかと。今回、フードなしの新型を作りました。 サンプルはすべてMサイズということで、身長165mの薬師神と、身長178cmの山崎、ふたりともMサイズを着用するが、違和感なくフィット。 薬師神:線画パターンはカラフルだけど、白ベースだから派手すぎず、合わせやすいですね。 内野:フーディニは撥水加工もされているので、春のバックカントリーでハイクするときなどにもおすすめですよ!
内野さんが紹介してくれたのは、熱転写ロゴを取り入れたメンズ・エアシェッド・プロ・プルオーバー。超軽量の撥水加工を施したウィンドシャツだ。速乾性・透湿性にすぐれ、フードと袖はキャプリーン・クール・ライトウェイトというベースレイヤーの素材を使用した、まさに機能的(ファンクショナル)なトレイルジャケット。今季は胸のポケットが追加され、フィット感がアップデートされた。
海から山までの新作レインジャケットに注目
続いて内野さんが案内してくれたのは、アルパインカテゴリー。 内野:登山用ウエアではありますが、デイリーにも使えるレインウエアをいろいろとラインナップしています。 山崎:これはGORE-TEXですか? 内野:こちらはH2No(エイチツーノー)になります。パタゴニアが独自に開発した防水性、透湿性、撥水性と長期的な耐久性を実現した素材です。今回紹介する3モデルはすべてPFC(有機フッ素化合物)不使用で、ラボ、フィールドでの過酷なテストに合格した製品です。 山崎:やわらかくて、パリパリしてなくていいですね!
内野:新作のボルダー・フォークは、日常的なトレントシェル 3Lと本格的トレイル用のグラナイト・クレストの中間的存在で、海岸から山頂まで使えるモデルです。釣りにも使えるようにファスナーのプルタブをなくして、スライダーに直に紐のプルを付けています。海水で腐食しやすいですからね。 薬師神:H2No、本当にやわらかい(感動)。めちゃくちゃ着やすいです!