ドラマ化もされた「美しい彼」凪良ゆうの大人気恋愛小説 最新4巻が発売 北方謙三「チンギス紀」は待望の文庫化![文庫ベストセラー]
10月29日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『透明な螺旋』が獲得した。 第2位は『儘ならない彼 美しい彼4』。第3位は『傲慢と善良』となった。 【写真を見る】「美しい彼」は男子高生の初恋を丹念に描いた、むずがゆくも甘酸っぱい青春シリーズ ドラマ版で主役を演じた二人を見る 2位に初登場の『儘ならない彼 美しい彼4』は凪良ゆうさんによる人気の青春恋愛小説シリーズ「美しい彼」の最新第四弾。2014年に発売された1巻ではスクールカーストの頂点と底辺、“ぼっち”と“キング”の高校生男子二人の恋愛が描かれた。すれ違い続ける二人の関係性がもどかしく愛おしいと評判となった同作。シリーズ本編で5年ぶりとなった最新4巻では、俳優と写真家としての道を歩み始めた二人の恋心と成長が瑞々しく描かれる。累計発行部数は150万部を突破。2021年にはMBS系列で実写ドラマ版も放送された。“ぼっち”の平良一成を演じたのは萩原利久さん。“キング”清居奏を演じたのは八木勇征さん。23年にはドラマのシーズン2が放送された他、映画版も公開されている。 4位以下で注目は6位に初登場の『チンギス紀 一 火眼』。北方謙三さんがモンゴルの英雄チンギス・カンの波乱の生涯と彼にまつわる様々な英雄たちを描いた歴史小説第一巻。北方さんの大水滸伝シリーズに連なる大河小説となっており、2018年にはじまり、23年に17巻で完結している。待望の文庫化。
1位『透明な螺旋』東野圭吾[著](文藝春秋) 誰も知らなかった湯川(ガリレオ)の秘密 南房総沖に、男の銃殺死体が浮かんだ。同時に、男の行方不明者届を出していた同居人の女が行方をくらませた。捜査にあたった草薙と内海薫はその過程で、思いがけず湯川学の名前に行きつく。草薙はすぐさま湯川の元を訪れたが、彼はそこ、横須賀のマンションで意外な生活を送っていた――。巻末に短篇「重命る(かさなる)」を特別収録。(文藝春秋ウェブサイトより) 2位『儘ならない彼 美しい彼4』凪良ゆう[著](徳間書店) 現役大学生で何の実績もない新人が、個展を開催!?破格の条件をお膳立てされ、プレッシャーに押し潰されそうになっていた平良(ひら)。そんな恋人を心配する清居(きよい)は、自分を神と崇める平良に、助言もできず葛藤する毎日だ。悩んだ末に平良が会場に選んだのは、なんと廃墟? 異例づくしの初個展が、ついに開催日を迎え!?新進写真家と演技派俳優──目指す場所へ駆け出した二人の試練と成長の軌跡!!