年末の風物詩「第九」高らかに 出演者と観客700人が大合唱【宇部】
第九「歓喜の歌」でHAPPY END2024は15日、宇部市の記念会館で開かれた。一般公募した市民合唱団の約100人がステージに立ち、プロのソリストや管弦楽団と共演。メインフレーズでは、客席の700人も一緒になって高らかに合唱し、会場全体が一つになる感動を分かち合った。同歌宇部実行委員会(松本尚也委員長)、市文化創造財団(渡邊祐二理事長)、宇部文化連盟(石井美知子会長)主催。 2007年の初開催以来、年末の風物詩として定着し18回目。今年はオーストリア・ウィーンでの第九初演から数えて200年の節目の年という。 小・中・高生メンバーもいる市民合唱団は8月末から練習を重ねてきた。昭和音楽大・大学院非常勤講師の松下京介さんが指揮。ソリストとして髙原史乃さん(ソプラノ)、淀和恵さん(メゾソプラノ)、藤田卓也さん(テノール)、新造太郎さん(バリトン)が出演した。 第1部は、プッチーニ作曲の「トスカ」より「星は光りぬ」など、ソリストたちがオペラの名曲を披露。「宇部市民の歌」を会場のみんなで歌った。 2部は、ベートーベン作曲の「交響曲第9番」より第3・4楽章「歓喜の歌」を大合唱。メインフレーズは来場者も一緒になって歌声を響かせた。