【速報】三越伊勢丹 インバウンド回復で再び上方修正
三越伊勢丹ホールディングス(HD)は2024年3月期の業績予想を上方修正し、純利益は前期比14%増の370億円になりそうだと発表しました。従来予想は前期比7%減の300億円という見通しでしたが、増益に転じます。インバウンド客の回復や、首都圏の百貨店で外商顧客の消費需要が好調なためです。 三越伊勢丹HDは8月に発表した第1四半期の決算でも、通期見通しを引き上げていて、今期2度目の上方修正となりました。 売上高は8%増の5250億円、営業利益は62%増の480億円といずれも引き上げました。従来予想はそれぞれ5150億円、380億円でした。営業利益は2008年に三越と伊勢丹が経営統合して以来、過去最高益を見込んでいた従来予想から、さらに上振れします。上方修正に伴い、増配を発表しました。1株あたりの年間配当額は16円から24円に増配します。 合わせて発表した23年4~9月期の売上高は12%増の2485億円、純利益は91%増の148億円でした。