日本代表、負傷した三笘薫の穴を埋める“代役候補”は? 19歳アタッカーも今こそ羽ばたくチャンスだ
近いうちにA代表に入るであろう選手
気になる選手は、新潟からスパルタ・ロッテルダムへ移籍したMF三戸舜介だ。スピードと連係の巧さがあり、左右両サイドで縦に仕掛ける器用さを持っている。両サイドの主力ウインガーを欠く今、A代表にとっては最も効率の良い補強だろう。 ただ、アジア予選を間近に控えたパリ五輪代表の候補メンバーでもあるので、起用の可能性が低ければ3月の北朝鮮戦は招集できないだろう。いずれにせよ、近いうちにA代表に入るであろう選手だ。 アジアカップで選外になったとはいえ、森保ジャパンに慣れているカーザ・ピアの相馬勇紀も現実的な有力候補だろう。 また、ほかに気になる選手は、FC東京の俵積田晃太も挙げられる。19歳と若いが、スピードと自信にあふれ、相手を抜く間を知っている。置き去りにするコース取りもいい。まだ自分の限界を知らない、若手らしい若手だが、こういうウインガーこそ、おそれを知らない縦への仕掛けが相手に脅威を与える。10代の最後に、彼をスケールアップさせる招集を経験させてもいい。 A代表の招集に限らず移籍にも通じることだが、事をなすには実力のほかにタイミングも起因する。早い? 遅い? だが、それは自分では決められない。両翼が薄くなったチーム事情がある今こそ、羽ばたくチャンスだ。それをつかむ選手に期待している。 取材・文●清水英斗(サッカーライター)
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