「三国志」をデッキ構築型ローグライトにできるものはおるか?ここにいるぞ!『三国・帰途』【げむすぱローグライク/ローグライト部】
自動生成やパーマデス(一度死ぬとすべてを失う)など、さまざまな要素が絡み合い、何度遊んでも楽しむことのできるゲームジャンル「ローグライク/ローグライト」。今週の「げむすぱローグライク/ローグライト部」第9回では、現在Steamにて好評配信中のデッキ構築型ローグライト三国志『三国・帰途』をご紹介します。 【画像全17枚】
『三国・帰途』とは
『三国・帰途』はSenmu Studioが開発し、2P Gamesがパブリッシャーを手がける「三国志演義」を舞台にしたデッキ構築型ローグライトゲームです。プレイヤーは劉備・曹操・孫権という後に三国を分立することとなる英雄たちを選び、中国全土を混乱に陥れている黄巾党と、その裏で覇王の座を狙う極悪非道の将軍・董卓の討伐を目指して戦うことが目的です。
最初に選ぶ3戦力によって得意な分野が異なっており、例えば劉備ならば「桃園の誓い」で有名な関羽・張飛などを部下にして、デッキ構築型ローグライトの代表作『Slay the Spire』でいうところの「マナ」に相当する「指揮値」や攻撃力をプラスしていくバフ「士気」の向上を得意とする、割とオーソドックスな戦略を得意とします。曹操ならばドロー・手札入れ替えを駆使したテクニカルなデッキを、孫権の場合は独自の「コンボ」リソースを積み重ねていく他の2名とは違った戦略のデッキを求められます。
ステージは3つの選択肢から1つを選んで進んでいく形式。本作では攻撃カードが「歩兵」「騎馬」「弓兵」に分かれており、エリアの「兵営」「馬場」「標的場」をクリアすることでそれぞれの分野の攻撃カードを手に入れることができます。また、カードは手に入らないが多額の通貨が手に入る「鉱場」、特殊効果を持った戦術カードの入手と、装備品のユニークアイテムを鍛えて強化できる「城」、戦術に強く影響する陣形カードが入手でき、次に進むエリアを自由に決められる「書院」、HPの回復が可能な「宿場」、カードの購入・削除が可能な「市場」など、多彩なエリアが用意されています。