仲が悪すぎる世界のロイヤルメンバー。まるで“ロイヤルファイトクラブ”
いつの時代もロイヤルファミリーの家族ドラマは注目の的。王族といえども人間だもの、ときにいがみ合い、ガチンコでケンカだってする。ということで、イギリスからモナコ、スペインなど各地の王室が抱える家族不仲のゴタゴタ事情を「エル デジタル」の人気長寿連載セレブウォッチャーPeachesがチェック! 【写真】まだまだいる! 世界の独身プリンス&貴族を大発掘♡
イギリス王室の家庭内泥沼ドラマ、尽きせぬ話題の数々
チャールズ国王の誕生日イベントへの招待をヘンリー王子が断ったというゴシップ記事が出た直後、そもそも王子は招待されていないという記事が出るイギリス王室まわり。世界中の注目を浴びているのは、ドロ沼状態となっている家族ドラマ。王族といえども人間だもの、ってことでしょう。
家族間の確執を赤裸々に綴った回想録『スペア』やNetflixのドキュメンタリー、さらにはヘンリー王子自らが証言台に立ったタブロイド紙に対する訴訟問題でイギリス王室内は揺れまくり。特にヘンリー王子に対して激怒していると伝えられるのがウィリアム王子で、そんな後継者に遠慮しているのか、チャールズ国王も次男とは疎遠なまま。エリザベス女王亡き後、もう和解は見込めないのではないのかと思われるし、王室に対する国民の認識にも影響を及ぼすのは間違いなさそう。
しかもイギリス王室内の家族問題は、ヘンリー王子vsウィリアム王子だけではなさそう。どうやらキャサリン妃とカミラ夫人の間に亀裂が入っているようなのだ。それが明るみに出たのは、チャールズ国王の戴冠式がきっかけだ。ウィリアム王子一家の遅刻によってスタートが遅れた戴冠式では、ウィリアム王子が時折、不満そうな表情をしていたのが話題になった。そんな夫の様子に気づき、彼を明るい気分にさせようと苦心しているキャサリン妃の様子もTVカメラによって世界中に放映されていた。愛する夫を不機嫌にさせる義両親をキャサリン妃がどう感じていたのか?
それを推し量るためには、戴冠式の招待客リストをキャサリン妃が見た瞬間に戻るしかなさそうだ。カミラ劇場となった戴冠式は、カミラ夫人の前夫アンドリュー・パーカー=ボウルズ氏や彼との間に生まれた息子トムと娘ローラが出席。さらにはカミラ夫人の孫が儀式で重要な役割を果たしていた。 ところがキャサリン妃が招待できたのは両親と妹ピッパ、そして弟ジェームズだけ。戴冠式のスリム化を目指すという名目のもと、妃の妹と弟のパートナーは出席を拒否されたのだとか。相当に腹を立てていたに違いないキャサリン妃は、ウエストミンスター寺院を後にする際、カミラ王妃にお辞儀をすることを拒否。これはまさに宣戦布告であり、愛妻の戦いに加担したウィリアム王子は翌日に行われたコンサートのスピーチで父親と祖母への謝辞を口にしたものの、義母カミラ王妃はスルー。ヘンリー王子問題に隠れた感はあるものの、チャールズ国王夫妻vsウィリアム王子夫妻の間にも実際は火種が燻っているのだ。