シャネルがトレーサビリティ団体設立 資生堂、ロレアル、エスティ、ディオールなど15社が参画
シャネル(CHANEL)はこのほど、ビューティ企業15社が所属するトレーサビリティコンソーシアム「持続可能な化粧品のためのトレーサビリティ連合(Traceability Alliance for Sustainable Cosmetics、以下TRASCE)」を結成した。ブランドやサプライヤーが同一のプラットフォーム上でサプライチェーンに関わる情報を共有することで、ビューティ業界のトレーサビリティ(透明性)向上を目指す。 【画像】シャネルがトレーサビリティ団体設立 資生堂、ロレアル、エスティ、ディオールなど15社が参画
化粧品メーカーからサプライヤーまで15社が参加
設立メンバーである参加企業はシャネルのほか、資生堂、クラランス グループ(GROUPE CLARINS)、パルファン・クリスチャン・ディオール(PAUFUMS CHRISTIAN DIOR)、エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)、ロクシタングループ(L'OCCITANE GROUP)、ロレアルグループ(L’OREAL GROUP)、ニュクス(NUXE)、シスレー(SISLEY)などの化粧品メーカーをはじめ、パッケージ製造企業のアルベア(ALBEA)、GPAグローバル(GPA GLOBAL)傘下のコスフィベルグループ(COSFIBEL GROUP)、ポシェットグループ(POCHET GROUP)、原料メーカーのメルク(MERCK)、ネイレ(NEYRET)、センシエントビューティー(SENSIENT BEAUTY)などのサプライヤーまで幅広い。またフランス化粧品・トイレタリー企業連合(LA FEDERATION DES ENTREPRISES DE LA BEAUTE)が公式スポンサーを務める。
参加企業は原材料などの原産地、加工の場所、供給・製造業者の名称などバリューチェーン全体の情報を、国際サプライヤーネットワーク大手ISNのデジタルプラットフォーム「トランスペアレンシー ワン(Transparency-One)」にマッピングする。プラットフォーム上で共有するデータの所有権、安全性、機密性は保証される。