愛媛初上陸!「フランフラン」オープン1か月、売上好調 独自路線で女性たちに人気を集める訳
元々は家具の輸入販売からスタートしたフランフラン。近年は雑貨のイメージが強いが、エミフルMASAKI店では広い敷地面積を活かし、インテリアショップとしてのトータルコーディネートに注力したい考えだ。
さらにファミリー層や男性客も気軽に入りやすいよう、内装にグリーンやベージュなどのカラーも多く取り入れている。また自宅で商品を使うイメージがしやすいよう、新たにディスプレイ棚を設けるなど見せ方にもこだわっているという。
■ワクワクを届けるシーズンコレクション
フランフランが力を入れるシーズンコレクション。現在、店頭で来店客の人気を最も集めているのがクリスマスアイテムだ。女性でも簡単に組み立てられる「クリスマスツリーセット」のほか、オーナメントやオブジェも豊富に取りそろえる。 宇和島市から(20代女性): 「クリスマス用の飾りを買いにきました。クリスマス一色で、見ているだけでワクワクしますね。愛媛にお店ができるのを心待ちにしていたんです」 松山市から(30代女性): 「友達に渡すプレゼントを探しに来ました。今まではオンラインで買うしかなかったので、実際手に取って買えるのは嬉しいです」
FrancfrancエミフルMASAKI店 伊澤雅祥店長: 「元々愛媛はオンラインストアでの購入者も多い地域でした。普段のお買い物の中で気軽に立ち寄れる場所として、地域の方々にワクワクやドキドキを届けられるような商品展開をしていきたいと思っています。何気ない日常を彩るアイデアや工夫を提案し、末永く愛される店舗を目指しています」
■アインホールディングスの買収で新展開にも期待
今年8月、調剤薬局大手のアインホールディングス(北海道)がフランフランを約500億円で買収した。コスメが主力のドラッグストア「アインズ&トルペ」と「フランフラン」の強みを活かし、クロスマーチャンダイジング(商品の相互販売)を強化する。先月29日には神奈川県横浜市での共同出店も果たした。 アインHD経営企画室によると、フランフランエミフルMASAKI店でも今後アインズ&トルぺの商品販売を検討しているとのこと。 異業種との連携は、今後どのような相乗効果をみせるのか。新たな展開にも期待したい。 (取材・文 / 津野紗也佳)