蓮舫氏、時間と場所告知して都知事選出馬表明後初の街頭演説 衆院補選では妨害で非公表者続出も
東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)への立候補を表明した立憲民主党の蓮舫参院議員(56)が2日、出馬表明後初の街頭演説を東京・千代田区のJR有楽町駅前で行った。 街頭演説といえば、4月の衆院東京15区補欠選挙で政治団体「つばさの党」が他陣営を妨害。団体の代表・黒川敦彦容疑者ら3人が公職選挙法違反(選挙の自由妨害)容疑で逮捕された。補選では黒川容疑者らの“突撃”を恐れ、演説日程の公表を控える候補者が続出。蓮舫氏自身も応援演説に選挙区入りした際、選挙カーを追走される目に遭った。 ただ、蓮舫氏は今回、街頭演説の時間と場所を前日に自身のXでしっかり告知。蓮舫氏の陣営関係者は「もちろん警戒はしている」としたが、「補選のときよりも都知事選の方が警視庁と連携して対策も取りやすくなると思う。相手の動きをしっかり注視していく」と話した。現時点では、今後も日程を公表していく方針という。 この日は、蓮舫氏が現場に到着するとバシャバシャと雨脚が強まるあいにくの空模様となったが、大きなトラブルなどはなかった。演説は自民党安倍派の政治資金パーティー裏金事件の批判から始まり、「最後まで国会議員として向き合って、正すために仕事していきたい」と参院議員の立場で宣言。その後、「言い忘れました。東京都知事選挙に挑戦します!」「人生で最大の決断です!」と改めて叫んだ。 公約については来週にも第1弾を公表予定。「現職の方(小池百合子都知事)はお強いので、私が早く出した公約と同じものを出されるのはつらい。現職が出られるなら、同じくらいの時期に出す」と、小池氏にまねられることを警戒している様子だった。
報知新聞社