新型ホンダ・アコードが3月8日に発売! 国内車初採用の装備テンコ盛りで税込545万円
ホンダは2022年11月、11代目となる新型アコードを北米で発表すると、翌2023年に同地にて販売を開始。2023年9月には同モデルの日本市場への導入を明らかにしていた。北米ではハイブリッドモデルのほかガソリンターボエンジンモデルも展開されているが、日本においてはハイブリッドモデル(FF)のみの販売とされる。 【画像ギャラリー】ロー&ワイドが特徴的な新型アコード アコードは1976年に初代がデビューして以来、時代に先駆ける技術や価値を取り入れながら社会とともに進化し、グローバルモデルへと成長。このたび発売される11代目のコンセプトは「Driven by My ACCORD ~相棒アコードとより高みへ~」とされ、初代から一貫して持ち続けてきた「人と時代に調和したクルマ」の思想を踏襲しつつ、先進装備を搭載したモデルとなっている。 エクステリアは伸びやかで流麗なシルエットが特徴的。ホイールベースは先代から据え置かれた一方、全長は75mm、リアトレッドは10mm延長されたほか、フルLED薄型ヘッドライトと横一文字のリアコンビネーションランプがワイド&ローな印象を強調している。 インテリアには水平基調のインストルメントパネルを用いて視覚的ノイズを低減。運転に集中できる視界を実現している。 12.3インチHonda CONNECTディスプレー、10.2インチのデジタルグラフィックメーターのほか、11.5インチ相当の大型ヘッドアップディスプレーが採用され、見やすく、使いやすいインターフェイスとなった。 12.3インチHonda CONNECTディスプレーには国内モデルでは初めてGoogleマップ、Googleアシスタントなどを利用できる機能が備えられており、音声操作によってナビの目的地設定なども可能となっている。 さらにエアコンやオーディオの音量、照明などの設定を組み合わせて登録し、ひとつのダイヤルでまとめて操作できる「エクスペリエンスセレクションダイヤル」も国内向けモデルとして初導入されている。 パワートレインは2L直列4気筒ガソリンエンジンと、新開発の高出力モーターを採用した2モーター内蔵電気式CVTの組み合わせ。ドライブモードは「ECONモード」「CONFORTモード」「NORMALモード」「SPORTモード」の4種に加え、自分好みの設定を記録できる「INDIVIDUALモード」も選択可能だ。 減速セレクターは先代の4段から6段へと増加。最大限速度が高められており、最も減速力の強い6段に設定すると加減速のほとんどをアクセルペダルだけで行うことができることも見逃せない。 また、新開発の「モーションマネジメントシステム」は国内向けの車種としては初めて搭載された。これは旋回時にスムーズな車両挙動を支援する「アジャイルハンドリングアシスト」に「前荷重制御」を加えたもので、市街地やワインディングはもちろん、雪道などの滑りやすい状況下でも思い通りの運転ができるようアシストする。 先進安全装備としては「Honda SENSING 360」が搭載されており、こちらも国内向けモデルとしては初採用の装備だ。 Honda SENSING 360は約100度の有効水平画角を持つフロントセンサーカメラに加え、フロントと各コーナーに計5台のミリ波レーダーを装備することによって360度センシングを実現。従来のHonda SENSINGの機能に、前方交差車両警報、車線変更時衝突抑制機能、車線変更支援機能が加わり、より安心・安全な運転環境を提供している。 なおホンダは、2025年には車両周辺の死角をカバーし、交通事故の回避やドライバーの運転負荷の軽減をサポートする全方位安全運転支援システム「Honda SENSING 360+」をアコードに搭載し、販売する予定であるとしている。 メーカー小売希望価格は消費税込みで544万9400円。ボディカラーは「プラチナホワイト・パール」、「メテオロイドグレー・メタリック」、「クリスタルブラック・パール」、「イグナイトレッド・メタリック」、「キャニオンリバーブルー・メタリック」の5色が設定されている。 新型アコード 主要諸元(一部抜粋)
MotorFan編集部