事故調査官がヘリをっ調査する様子

　10日、兵庫県相生市の高校に民間のヘリコプターが緊急着陸しました。11日に国の運輸安全委員会から派遣の航空事故調査官が現地入りし、調査を行っています。 【画像を見る】ヘリ機体を後部から見ると… 　国土交通省によりますと、10日午後4時前、兵庫県相生市の高校のグラウンドに、岡山市の航空会社「匠航空」の小型ヘリコプターが緊急着陸しました。 　ヘリは岡山市内の飛行場に向かう途中で、エンジンの出力が突然低下したため、緊急着陸したということです。

緊急着陸直後の様子

搭乗していた2人にけがはありませんでした。 　国交省は「重大インシデント」と認定、11日午後、国の運輸安全委員会から派遣の航空事故調査官らが現地に入りました。調査官らは「機体の状況や乗員の当時の操作の状況などを確認し、不具合などがないかの調査を行っていく」などと話し、今後2日間にわたり調査を行う方針を示しました。 　関係者から話を聞き、機体の損傷状況の確認などを行うということです。

5月にも遊覧ヘリが不時着し乗客らがケガの事故

匠航空を巡っては5月に熊本県阿蘇市でも、遊覧ヘリが不時着し乗客と操縦士あわせて3人が重傷を負う事故が起きています。