第93回選抜高校野球 明豊、初戦は東播磨(兵庫) 大会第3日第3試合 /大分
<センバツ甲子園> 3月19日に開幕する第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)の組み合わせ抽選会が23日、オンラインで実施された。県勢の明豊は大会第3日第3試合(3月21日午後2時20分予定)で、21世紀枠で初出場の東播磨(兵庫)と対戦することが決まった。【辻本知大】 新型コロナウイルス対策のため、出場32校の主将がインターネットで参加した。幸修也主将(2年)は、別府市野口原の同校校長室でパソコン画面を前に、緊張した面持ちでクジを選んだ。対戦校が決まるとほっとした表情を見せ「クジは直感で引いた。先輩たちは昨夏のセンバツ交流試合で良いプレーを見せてくれた。自分たちも負けないよう戦いたい」と意気込んだ。 出場32校で唯一、3年連続の春切符をつかんだ明豊。県勢初の快挙でもあり、チーム目標は「日本一」だ。この日も同部グラウンドでは選手たちが練習に励んでいた。 出場校のスケジュール調整をしやすくするため、例年より日程が前倒しされた抽選会。対戦する東播磨の試合映像などで戦力分析をして初戦に備える。抽選会を見守った赤峰淳部長は「相手も決まったので、後はチームを仕上げるだけ。良い準備をしたい」と話した。 3月6日には他校との練習試合が解禁される。川崎絢平監督は「部内のレギュラー争いも佳境だ。一つのポジションを2~3人で競争している。実戦を見て判断したい」と語った。センバツのメンバーは3月10日前後に確定する見込みだという。 ……………………………………………………………………………………………………… ◆対戦校紹介 ◇東播磨 1974年創立。兵庫県立の全日制普通科で文武両道を掲げる。野球部も同年創部。甲子園は春、夏通じて初めて。秋の県大会で準優勝し、初めて近畿地区大会に出場した。部員は全員、近隣市町出身。142キロの直球が武器の右の主戦、鈴木悠仁投手を中心に守りは堅い。攻撃では、先頭の原正宗主将を筆頭に積極的な走塁が持ち味。進学にも熱心で、他部と兼用のグラウンドで練習に励む。目標は「甲子園で1勝」。