広島・小園 主軸で初経験のV争いに重圧なし「いいところでやらせてもらえているので」 20日から巨人3連戦
俺たちの野球で突き抜ける!!広島・小園海斗内野手(24)が19日、敵地・東京ドームで20日から行われる2位・巨人との首位攻防3連戦に向けて自然体を強調した。「自分たちの野球をするだけ」。主軸として初めて経験する優勝争いだが、重圧を感じることなく前に進み続ける。 現状のチームの戦いに小園自身も手応えを感じ取っている。8月はここまで連敗なし。「うまくいかないことも絶対にあるし、負けることもあるけど、粘り強くできている」。敗北後もうまく気持ちを切り替えられていることが好結果に結びついている。 後半戦からチーム全体で打力が向上したことも大きい。序盤から優位に試合を進められるようになった一方で、劣勢の終盤で諦めない姿勢も健在。小園も7日・巨人戦の八回に一時逆転の適時打を放っており、勝負どころでの強さは際立っている。 18日・ヤクルト戦(神宮)の三回に5月24日・DeNA戦以来、実に234打席ぶりの一発となる2号ソロを放った。その試合前に「長打が打てない。惜しいなというのもない」と頭をかいていた中での久々の柵越え。勝負の3連戦に向けて弾みのつく一撃となったことは確かだ。 ここまでは全試合となる104試合に出場し、打率は・287。堂々たる数字ではあるものの、「全然かなと思う。あまり良いとは思っていない」と満足感はない。「疲れている」とこぼす中でも、責任感と優勝へのモチベーションが若武者の体を突き動かしている。 一戦の重みが増す首位攻防カード。小園は「いいところでやらせてもらえているなと思うので、プレッシャーは全然ない」とさらりと言って見せた。全てを力に変え、G倒を果たしてみせる。