【写真：産経新聞社】

　第106回全国高等学校野球選手権大会は23日、阪神甲子園球場で第14日を迎え、関東第一（東東京）と京都国際（京都）が対戦。両校が初優勝をかけて頂上決戦に挑む。試合に先立ち、京都国際のレギュラーメンバー、注目選手から、見どころを探る。 【表】夏の甲子園2024　組み合わせトーナメント表

　サウスポー2枚看板が安定している京都国際は、ここまで5試合を戦って失点はわずか5。2回戦から準々決勝まで3試合連続完封勝利を飾るなど、盤石の戦いを見せている。 　1回戦は札幌日大（南北海道）を相手に序盤から得点を重ね、7対3で勝利。エース左腕・中崎琉生が9回3失点完投勝利を収めた。 　2回戦では、初出場の新潟産大付（新潟）と対戦し、6回までスコアレスの展開に。それでも、終盤に得点を重ねた京都国際が4対0で勝利。この試合は2年生左腕・ 西村一毅が完封勝利を挙げた。 　3回戦では、強打の西日本短大付（福岡）と激突。16安打で4得点と残塁は多くなったが、エース・中崎が完封し、4対0で勝利した。 　準々決勝は、智弁学園（奈良）との近畿勢対決となった。この試合でも西村一毅が完封し、4対0で勝利。3試合連続の完封勝ちとなった。 　準決勝では、今春のセンバツ甲子園で敗れた青森山田（青森）と対戦。初回に2点を先制されたが、6回に3点を奪い、一気に逆転。中崎から西村の継投策も冴え、3対2で軍配を上げた。 ♢今大会の戦績 1回戦：7-3　　札幌日大（南北海道） 2回戦：4-0　　新潟産大付（新潟） 3回戦：4-0　　西日本短大付（福岡） 準々決勝：4-0　智弁学園（奈良） 準決勝：3-2　　青森山田（青森）