義母による小学3年生女児の暴行死事件 死亡までの半年余りで欠席98日間 文科省指針の欠席数が基準を超えていたものの児相に報告せず 北海道小樽市
北海道放送(株)
北海道小樽市の女子児童が、義理の母親に暴行され死亡した事件で、学校の欠席日数が基準を超えているのにもかかわらず、学校が児童相談所に報告していなかったことがわかりました。 【写真を見る】小樽市教育委員会が25日開いた会見 この事件は、今年10月、小樽市で小学3年生の女子児童が、義理の母親から腹を殴られるなどの暴行を受け、死亡したものです。 小樽市教育委員会などは25日、会見を開き、女子児童が今年度に入ってから死亡するまでの半年余りの間に、学校を98日間欠席していたことを明らかにしました。 小樽市教育委員会 学校教育支援室 谷口剛室長 「授業日数は111日、出席していたのが13日。欠席が98日という形になります」 文部科学省の指針では、児童の年間の欠席日数が30日を超えた場合、学校や教育委員会は、児童相談所などに報告をすることになっています。 しかし、学校や市教委は、女子児童に虐待の痕跡がなかったことや、保護者から電話などで話が聞けていたことなどから報告をしていませんでした。 小樽市教育委員会 中島正人教育長 「長期間会えない児童について、学校だけで問題を抱え、関係機関への相談をしなかったこのたびの対応については、問題があったと考えておりますし、教育委員会からの市道の在り方も踏まえて、今後改善を図る」 小樽市は今後、不登校児童に対するマニュアルを新たに作り、児童相談所などへの報告を徹底するとしています。
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