志布志市志布志町帖の崖崩れ現場＝１１日午後５時２０分

　宮崎県南部で震度６弱を記録した地震の影響で、一部地域の水道水に濁りが見つかった鹿児島県霧島市では、１１日も国分地区３カ所で給水を続けた。水道管の洗浄をしているが、濁水の解消に至っていない。 巨大地震に備えて専門家がアドバイス、知っておきたい生き延びる知恵…ラップは万能防止グッズ　持って歩ける荷物の重さは?　正確な情報取得が大事

　１２日は、給水所を霧島市お祭り広場駐車場と隼人庁舎の２カ所に縮小する。開設時間は午前９時から午後６時まで。 　国分地区の水源に濁りが出ており、市上下水道部によると、水の濁り具合を示す「濁度」は１１日午後５時半現在、１リットル当たり３．４７ミリグラム。水道水の基準の２．０ミリグラムを下回っていない。 　志布志市の集落近くの崖崩れでは、雨水の浸透による被害拡大が懸念される。県砂防課によると、高さ約４０メートル、幅約３５メートルが崩れたとみられる。同課は「応急工事も検討しつつできるだけ早く復旧したい」としている。