今冬も異次元の大型補強は必至? 米メディアがドジャースの32HR&112打点の大型遊撃手獲得を予測「無限の資金もある」
メジャーリーグはいよいよポストシーズンが始まり、ワールドチャンピオンに向けた戦いが本格化。球界の盛り上がりも最高潮を迎えつつある。一方で、オフシーズンの補強に向けた水面下での動向も活発化。早くも移籍を巡る議論が熱を帯びている。 【動画】球際に強い抜群の守備力! 華麗なるアダメスのファインプレーをチェック 早々と話題の中心にいるのはドジャースだ。 昨オフの移籍市場での積極補強は記憶に新しい。ドジャースは大谷翔平とスポーツ界史上最高額とも言われる10年7億ドル(約1015億円=当時のレート)を筆頭に、山本由伸、タイラー・グラスノーらFA市場の人気銘柄を矢継ぎ早に獲得。推定総額14億ドル(約2058億円)という天文学的な規模の大型補強を展開した。 球界のみならず、お茶の間にも娯楽を提供したドジャース。今オフも動静が注目される“常勝軍団”の噂は尽きない。米メディア『Sporting News』は「24年のシーズンが終われば、ドジャースがショートのポジションを改善する方法を模索するのも不思議ではない。スタースラッガーと契約の可能性がある」と指摘。来るオフシーズンのFA市場での争奪戦が予想されるウィリー・アダメスの獲得に乗り出すと予想した。 現在29歳のアダメスは球界でも屈指の実力派遊撃手だ。今季は打率こそ.251ながら、32本塁打、112打点、OPS.794の上々の成績をマーク。守備率.963と守備面に穴も見られない。 今季のドジャースは、外野手だったムーキー・ベッツを遊撃手にコンバート。ミゲル・ロハスとの二枚立てでシーズンを送ろうとしたが、6月にベッツが死球により左手首を骨折。これで戦力バランスが大きく傾いた。ゆえにアダメスが獲得できれば、まさに鬼に金棒となる。 いまだ想像の域は出ていない。だが、同メディアは「今年のアダメスは守備面では『最高』とは言い難いが、有能で、攻撃面ではリーグ屈指のショートだ。ドジャースが打線の中軸を担える右のパワーヒッターを加えることができれば、大いに役立つ。獲得に動くのは明白だ」と断言。そして、「ドジャースには無限の資金もある」と続けている。 アダメスを巡って争奪戦となれば、契約金の高騰は必至だ。そうなった際に、大谷と異例の後払いを締結した交渉巧者であるドジャースが、どのような策を講じるかは興味深いところだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]