<黒執事 -寄宿学校編->寮対抗クリケット大会は決勝戦へ ドラマチックな姿にアニオリ演出も重なり、「予想外に胸熱な試合だった」と反響
アニメ「黒執事 -寄宿学校編-」(毎週土曜夜11:30-深夜0:00ほか、TOKYO MXほか/ABEMA・FOD・Huluほかで配信)の第7話「その執事、決勝」が5月25日に放送された。第7話では、ウェストン校の伝統行事・寮対抗クリケット大会の決勝戦にて、シエル・ファントムハイヴ(CV.坂本真綾)は自身が所属する「紺碧の梟寮(青寮)」を優勝に導くべく、「翡翠の獅子寮(緑寮)」との熱戦を繰り広げていた。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】ギャラリーも賑やかに! シエルらを応援するリジー(エリザベス)、ソーマ、バルドロイ、フィニアン、メイリン、タナカ ■決勝戦は「碧の奇跡」の時と同じ青寮VS緑寮 前話に引き続き、クリケット大会決勝戦の模様が描かれ、青寮VS緑寮の激戦が繰り広げられていた。 「オーケストラ打法」や劉(CV.遊佐浩二)に協力を仰いだお色気作戦、そして“バットを一切スイングしない”というゲームスタイルで試合に挑み、なんと青寮は優位に立つ。 また、試合中には「抜けない聖剣(ザ・ソード・イン・ザ・ストーン)」「断崖のタクティクス」「闇夜の梟(ハンター・イン・ザ・ダーク)」「王者の聖剣(ソード・エクスカリバー)」という決め台詞とともに技を披露するシーンが多く盛り込まれており、白熱した戦いの見せ場のひとつにもなっている。 さらに、回想ではシエルがセバスチャン・ミカエリス(CV.小野大輔)とともに自主練習に励んでいたこと。そんなシエルの様子に最後の大会で「勝ちたい」と青寮・寮長のロレンス・ブルーアー(CV.榎木淳弥)の心を突き動かしたことなど、運動が得意ではないながらも決勝戦に辿り着くまでの青寮の努力を知ることができる。 ■試合終盤、アニオリのドラマチックな演出も そのような青寮の努力の背景も相まって、最終対決である緑寮・寮長のハーマン・グリーンヒル(CV.武内駿輔)とロレンス・ブルーアーの攻防戦、グリーンヒルが振りかざしたバットが額に当たるという事故で額から血を流しながらも得点を取りにいったシエルの姿はドラマティックで、人々の感動を促したのだ。 感動的なシーンで本作のオープニング主題歌「狂信者のパレード -The Parade of Battlers」(音羽-otoha-)のアレンジ版が流れるという粋な演出もあった。 試合は1点の僅差で青寮の勝利。父のヴィンセント・ファントムハイヴ(CV.興津和幸)が起こした「碧の奇跡」をシエルが再び呼び戻した瞬間でもあった。また、校長主催の「真夜中のお茶会」への招待券を掴むべく目論んでいた“お涙頂戴という展開で点を取って寮を優勝に導く”というミッションを遂行している点も、さすがである。 そんな大会の様子にSNSからは「なんか、スポコン作品観てる感じだった。勝つとは思わなかったから…すごい!」「予想外に胸熱な試合だった」「クリケットの名試合を見た 素晴らしいスポーツアニメクリケットだった」とのコメントが寄せられている。 ■あのセバスチャンが見失った!? 謎めいた校長の正体は… シエルたちが決勝戦をしている裏側でセバスチャンは大会を観戦しにきた本校の校長を尾行していた。 しかし、いくら追いかけても距離は縮まらない。強行的に接触を試みるも、その途端に気配を感じさせることなく姿を消した校長に、「人間」ならざるなにかを感じてしまうに違いない。悪魔であるセバスチャン自身も何か違和感を抱えている様子で尾行は終了する。 次に校長と接触できるのは、やはり「真夜中のお茶会」なのだろうか。 ◆文/笹本千尋