【そもそも.】『梅雨』ってなあに?「梅」に「雨」と書くのはなぜ?「梅雨入り」のタイミングは?
ミヤギテレビ
最近耳にする新しい言葉、聞いたことはあるけれどなかなか深くは知らない言葉について、〝そもそも〟からお伝えする。 浅野アナウンサー) 今回は、いつ来るのかと気になっている方も多いであろう『梅雨』について、探る。
「そもそも.」梅雨ってなあに?
宮城県を含む東北南部の梅雨入り、過去30年の平均=いわゆる平年並みでは6月12日で、今年はちょっと遅めとなっている。 まず、『梅雨』は、どうして「梅」に「雨」なのか。 街の人に聞いた。 女子大学生 「Qこれって何て読みますか?)『つゆ』って読みます(Qなんで梅に雨でつゆ?)知らない」
男子大学性 「『梅』が時期的なものをさすのかな」
社会人1年目 3人組 「(Q梅雨のイメージとは?)じとじとジメジメ。春はどっちかというと寒い、夏がもっと暑くなるからその影響で雨が降るのかな」
まずは、なぜ「梅」に「雨」と書くのか、この疑問から解き明かす。 仙台管区気象台で『梅雨』入りの発表に携わっていた主任予報官の加茂さんに伺った。
なぜ『梅』に『雨』と書くの?
まず、『梅雨』の漢字。 諸説あるが、「梅が実る頃に降る雨」だから「梅」に「雨」と書くようになったそうだ。 「つゆ」という読み方自体は、近畿地方では少なくとも安土桃山時代にはあったそうで、 「つゆ」の読みに、あとから「梅」に「雨」という漢字が結びついたそうだ。
なぜ「梅雨入り」を発表するの?
そして、皆さん気にしている『梅雨』入り発表。 そもそも、なぜ『梅雨』入りを発表するかというと、 この時期の大雨への意識・防災意識を高めてもらおうと、気象庁と各地方の気象台が時期を検討し発表している。
「梅雨入り」発表のタイミング判断は?
では、発表のタイミングを判断する基準は何か。 基準は、過去の天気と未来の予報。 具体的に説明すると、以下、例えばだが。 とある金曜日を〝きょう〟と考えた時に、過去を振り返ると火、水と2日以上晴れた。 ただ、きのうきょう木と金と雨で、今のところこの後一週間ぐずついた天気が続く時。 これが、『梅雨』入り発表の基準だという。 ただ、『梅雨』入りの発表は県単位ではなく東北南部という単位。 山形県、福島県、宮城県の3県を1つに括って行われる。 日本海側と太平洋側で天気の傾向が全く違うので、発表のタイミングを決めるのはかなり難しいそうだ。