チェルシー指揮官、ドーピング検査で陽性のムドリクに言及「今はただ待っている」
チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、ウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクの現状について言及した。24日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。 現在23歳のムドリクはシャフタール・ドネツクの下部組織出身で、2023年1月に追加オプションを含め総額8850万ポンド(約174億円)の移籍金でチェルシーに加入。2031年6月30日までとなる長期契約を締結し、ここまで公式戦73試合出場で10ゴール9アシストを記録している。 そんなムドリクは11月28日に行われたUEFAカンファレンスリーグ(ECL)リーグフェーズ第4節のハイデンハイム戦に出場したのを最後に戦列を離脱。当初は体調不良と伝えられていたが、今月17日に定期的な尿検査で禁止薬物が検出されたことが発表されており、現在は暫定的に出場停止中となっている。 ムドリク自身は禁止薬物を故意に摂取したことは一度もないと主張しており、マレスカ監督やクラブからはサポートを受け、現在は潔白を証明するためにサンプル「B」の検査結果を待っている状況となっている。それでも、この結果次第では長期の出場停止処分が下される可能性もある。 このような状況のなか、ムドリクは先週末にサウジアラビアを訪れ、同胞のオレクサンドル・ウシクが出場したボクシングの試合を観戦していたことが話題になっている。 これを受け、現在のムドリクの状況について聞かれたマレスカ監督は「この瞬間、彼がこの状況から少し離れられることは良いことだと思う。前回彼と話した時は彼をサポートしようとなった。今は待っているだけだ」と語った。
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