スリ・クルーズが成人! 父トム・クルーズとの断絶親子関係を探る
元妻から学んだのは「娘を奪われない方法」
ケイティがニコールに相談していたのも、スリと教会との関係についてだった。ニコールとトムは結婚後、コナーとイザベルという2人の養子(写真)を引き取った。しかしニコールはトムとの離婚後養子たちと会えていない。それはイザベルとコナーが、教会から離れたニコールと関係を絶ったため。ケイティは同じこと-つまりスリが教会に残り、彼女と疎遠になること-を何がなんでも避けたかったと見られている。ちなみにコナーとイザベルは今も教会に残り、重要な役職についているという。
トムは娘に「会わない」のではなく「会えない」?
さらにトムは裁判の中でスリがもう教会のメンバーではないことも認めた。ちなみに教会のホームページによると信仰を離れた人は「抑圧者」と呼ばれ、たとえ家族であっても教会員は抑圧者との関係を断他なくてはならない。のちにその教会の元信者で暴露本も出版しているサマンサ・ドミンゴはこの決まりを解説。「トムは教会のメンバーではない娘と関係を持つことを許されていない」とコメント、2013年に一緒に出かけているところを目撃されたのも「娘の関係を絶ったと批判されないようにするための演出」だったという見方を示していた。
父娘断絶報道が浮上
教会側はドミンゴの主張を完全に否定しているが、2015年にはトムがスリと1年以上会っていないという報道も浮上している。関係者はエンタメサイト「TMZ」にトムが映画『ミッション・インポッシブル』シリーズの撮影で忙しかったからだと証言していたが、それにしても愛娘に1年以上会わないのは普通とはいえない状況。また撮影終了後に2週間以上の休みをとったのにトムがスリに会いにいかなかったこと、養子のコナーには会っていたことがわかり、トムとスリが断絶状態にあるという見方が強まった。そんな中ケイティの関係者からは「トムはもうスリの生活に関わっていない」という証言も飛び出した。
父娘の間にあるのは経済的な関係だけ
その後トムとスリの没交渉は続いている。トムが果たしているのは経済的な義務だけ。スリが成人するまで月3万3,000ドル強(約500万円)、年間総額40万ドル(6,100万円)以上の養育費を払うという離婚時の契約に従っている。それ以外に医療費、教育費などもトムが負担している。