<速報>12連敗の巨人高橋監督「現実として全員で受け止めなければ」
巨人が、その球団史に屈辱の1ページを刻んだ。7日のメットライフドームでの西武戦。パ・リーグの野球を知り尽くしている日ハムからトレードで移籍してきた吉川光夫を先発に立てたが、4回二死一塁からメヒアに変化球の失投をレフト上段に運ばれ、先制2ランを許し、6回に2番手の西村健太郎が中村剛也に13号ソロを浴びると、その3点が重くのしかかった。 不調の巨人打線は、3度も得点圏に走者を送りながらも、あと1本が出なかった。甘いボールを見逃してボールに手を出すという最悪のパターン。その象徴が、7回一死から西武の3番手の牧田を攻め、石川、クルーズの連打で一、三塁とした場面。「本来こういう使い方をする選手じゃないが、現実として代打しかない」と高橋監督が長野を代打に送ったが、初球の甘いボールを見逃して、2球目の難しいボールに手を出し、4-6-3の併殺打に終わった。 試合後、高橋監督は、「6回、7回に1点ずつ返していかなくちゃいけなかったが、今の流れがねえ。1球、1本のミスを今の流れでは責めきれない。選手はなんとかしようとしているが、ここで結果を残すのがプロ。12連敗? 現実として全員が受けとめていかねばならない。明日も試合があるわけだから挽回するチャンスはある」と、悔しさを滲ませた。 明日は1日の楽天戦で5回無失点の好投を見せたドラフト4位のルーキー、池田駿を先発に送る。一方の西武の先発は十亀。ワースト記録の更新だけは避けたい。