メッシでも約4分の1のPKを失敗

現役時代のマルコ・ファンバステン　photo/Getty Images

ペナルティキック（PK）は時には試合を決定づけるものとなる場合もあり、サッカーの試合において重要なセットプレイの1つとされる。名手とされる選手やアタッカーが必ずしも優れたPKキッカーとなるわけではない。例えば、史上で最も偉大な選手として挙げられることの多いリオネル・メッシでさえ、キャリアを通じて約4分の1のPKを失敗しているという。 英『GIVE ME SPORT』では、史上最高のPKキッカー9人をランキング形式で伝えている。なお、このランキングの数値には、PK戦の結果を含まない。さらに、このランキングに名を連ねるには、最低でも50回のPKを蹴る必要がある。そのため、サウサンプトンなどで活躍した元イングランド代表マット・ル・ティシエは、キャリアを通じてPKを48本蹴り、1本しか外していないが、このランキングには入っていない。 1位にランクインしたのは、アヤックスやACミランで活躍した元オランダ代表マルコ・ファン・バステンだ。ファン・バステンは、サッカー史上最も偉大なセンターフォワードの1人として知られキャリアを通じて300ゴール以上を記録している。ファン・バステンが蹴ったPKは55回で、そのうち51回決めており、成功率は93%だ。足首の負傷で30歳という若さで引退したが、この怪我がなければこの数値はもっと高まっていた可能性もある。 なお、2位以下のランキングは以下の通りだ。 1.マルコ・ファン・バステン　　　成功率93% 2.アラン・シアラー　　　　　　　成功率92% 3.マリオ・バロテッリ　　　　　　成功率91% 4.ロベルト・レヴァンドフスキ　　成功率90% 5.ブルーノ・フェルナンデス　　　成功率90% 6.ロジェリオ・セニ 成功率90% 7.ハリー・ケイン　　　　　　　　成功率87% 8.クリスティアーノ・ロナウド　　 成功率85% 9.フランク・ランパード　　　　　成功率85% このランキングにはサッカー史に残る名手や現役の選手が交じり名を連ねている。現役の選手トップはマリオ・バロテッリで、成功率は91%と高い。同選手にはファン・バステンの成功率を上回ることを期待したい。