花粉症対策、車でおすすめのワザ&グッズとは?
日に日に暖かくなるこの季節、寒さが和らぎほっとする一方で、花粉症の人にとっては、辛い日々が続いています。なかでも運転中にやっかいなのはくしゃみ。 【あおり運転対策】ドラレコと併用すれば安心感高まる装備 くしゃみをすると、目をつぶってしまうことが多いですが、たとえばくしゃみ1回で0.5秒目をつぶってしまうとすると、40km/hでは5.5m、50km/hでは6.9m、60km/hでは8.3mも進んでしまいます。2度、3度とくしゃみが続けば、その距離は2倍3倍にも。 そうはいってもくしゃみは避けられるものでもないし、予防も難しいですが、できることはやっておこう、ということで、クルマでおすすめの花粉症対策に関するワザやグッズをいくつかご紹介しましょう。
■おすすめの花粉対策 その1「車内に花粉を持ち込まない」
日産がカーライフについての情報を共有している「カーライフサポート日産ドライブナビ」によると、クルマの中での花粉対策で大切なのは、「車内に持ち込まない」ことと、「入ってしまった花粉をこまめに除去する」ことだそう。 花粉の粒子は軽いため、クルマに乗りこむ前に、衣類に付いた花粉をはたいて落とすだけでも効果があるそうです。が、このときに気を付けたいのは、静電気。静電気が発生してしまうと、花粉が衣類に寄りついてしまうので、できるだけ静電気を発生させないようにはたくことが大切だそうです。
手で衣服をはたく以外にも、静電気を発生させにくい洋服ブラシや、静電気や花粉を防ぐガードスプレー、粘着テープなどの商品を活用するのも効果的です。 スプレーは、保湿によって帯電を防ぎ、静電気に寄せられる花粉を防御してくれ、マイナスイオンが花粉を吸着して、目、鼻、口へ、花粉が侵入するのをブロックしてくれます。コンパクトなサイズのものを携帯しておくと便利ですね。 また、午前よりも午後のほうが花粉の飛散量は増える傾向にあるそうなので、午後のお出かけの際には特に注意が必要です。
■おすすめの花粉対策 その2「入り込んだ花粉を堆積させない」
そうはいっても、人がクルマに乗り降りすれば、花粉は車内に入り込んでしまいます。入り込んだ花粉は、ダッシュボードやメーターフードの上、運転席シートの肩まわり、センターコンソール、ステアリングホイールとメーターの間、エアコンの吹出口付近など、運転時に普段触れない部分に溜まっていきます。そのため、これらをできるだけ早く取り除くことが重要です。 小さなマイクロファイバーモップや車室内用ウェットシートのほか、花粉を吸着する静電気除去ホコリ取りウエスなどで拭き取るのもいいですし、水拭きをしたあとに乾拭きで綺麗に仕上げるという方法も効果的。ある程度清掃をしたうえで、最後は隙間の汚れを掃除機で吸引してください。 車内での花粉対策グッズとしては、花粉キャッチフィルターを搭載する1万円程度の車室内用イオン発生器がありますが、これらは、空気中を飛散している花粉や埃には効果があっても、すでに車室内に積もってしまっている花粉や埃に対してはどうにかなるものではないそう。そのため、車内清掃をしたうえで活用するようにしましょう。