またしても封じ込められてしまうのか ハーランドはキャリアを通じてファン・ダイク相手に勝利なし
シティはハーランドに攻撃面で依存している
プレミアリーグ第13節の注目カードであるリヴァプール対マンチェスター・シティの一戦は、リヴァプールのホームアンフィールドで開催される。 直近のチーム状況でいえば有利なのはリヴァプールだろう。ミッドウィークのCLではレアル・マドリードを2-0で下し、公式戦の連勝を6にまで伸ばしている。一方のシティは公式戦6試合で白星がなく、最後に勝ったのが1か月以上前のサウサンプトン戦にまで遡らなければならない。 『MUNDODEPORTIVO』では興味深いデータを取り上げており、それがリヴァプールのフィルジル・ファン・ダイクとシティのアーリング・ハーランドのキャリアを通じた対戦成績だ。 両者はこれまで7度対戦しているが、シティのエースであるハーランドは一度もファン・ダイクに勝ったことがないという。まず19-20シーズンのザルツブルク時代にCLで2度対戦しているが、どちらもリヴァプールが勝利している。 次は21-22シーズンに行われたW杯予選で、ハーランドはノルウェー代表として試合に出場し、得点を決めているが、前半のうちにデイヴィ・クラーセンのゴールで追い付かれ、ファン・ダイク擁するオランダ代表とは1-1のドロー決着となった。 ハーランドが2022-23シーズンにシティに加入してからリヴァプールと対戦したのは、リーグ戦での3試合とコミュニティシールドでの1試合の計4試合。ここでは2勝2分でリヴァプールが勝ち越しており、ハーランドも1ゴールのみと自慢の得点力を発揮することはできなかった。 今季のシティはリーグ戦で22ゴールを奪っているが、その半分以上の数字となる12ゴールをハーランドが決めている。しかし、最近はノルウェー代表FWを封じられる試合が多く、攻撃力不足が目立っている。第13節のリヴァプール戦ではファン・ダイクがハーランドにマークをつく可能性が高く、シティは別のところからチャンスを作り出さなければならないが、今季はロドリの不在、フィル・フォーデンら昨季好調だった選手のパフォーマンス低下でそれをカバーすることができていない。
構成/ザ・ワールド編集部