島根原発

　中国電力は28日、島根原発2号機（松江市）の再稼働に向け、原子炉に核燃料を入れる燃料装荷の作業を始めた。同日、再稼働に必要な安全対策工事が完了した。12月上旬に原子炉を起動し、12年10カ月ぶりに再稼働する予定。事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型では、29日の再稼働を予定する東北電力女川原発2号機（宮城県女川町、石巻市）に続いて2基目となる。 　中電によると、島根2号機建屋内の燃料プールから、核燃料を原子炉の炉心部に移す作業を始めた。1週間程度かけて全560体を移す。 　中電は2011年3月に起きた福島第1原発事故の直後、島根原発の安全対策工事に着手した。2号機は12年1月下旬に定期検査のため稼働を停止。再稼働に必要な原子力規制委員会の審査に合わせて工事してきた。