パドレス・タティスJr.「(ドジャースファン)は一線を越えた」…空き缶の投げ込み、怒号飛び交い、9分中断の異常事態 ドジャース・ロバーツ監督「感情が渦巻いていた」
◇6日(日本時間7日) ナ・リーグ地区シリーズ第2戦 ドジャース2―10パドレス(ロサンゼルス) ◆パドレス選手とにらみあうドジャースファン【写真複数】 パドレスがドジャースとの地区シリーズ第2戦に大勝し、1勝1敗のタイにした。劣勢の展開に、ドジャースファンは大荒れ。7回裏の前には、パドレスの外野手プロファーにボールを投げつけ、タティスJRが守っていた右翼には、空き缶が投げ込まれた。試合が9分間中断する事態となり、球場は騒然。ファンの怒号が飛び交い、警備員がグラウンドに16人配置される厳戒態勢となった。 伏線はあった。左翼プロファーが1回、ホームランボールをスーパーキャッチ。その後、左翼のファンに向かって何かを叫んだ。タティスは4回の守備でフリーマンの打球を背走しながら好捕。ブーイングを浴びせるドジャースファンに、ラテンダンスで挑発した。劣勢だったドジャースの一部ファンがいら立ちをパドレス側に向け、愚行に及んだか。 タティス・ジュニアは「ファンがフィールドに物を投げ始めた時に一線を越えた。メジャーリーグの試合でそんなことが起こってはならない」と厳しく指摘した。ドジャースのロバーツ監督も「感情が渦巻いていた。だが決して起こってはならないことあのようなことは決して見たくない」と話した。(写真はAP)
中日スポーツ