令和のコメ騒動 まもなく品薄は解消も『価格は高騰したまま』 猛暑に物価高、コロナ、インバウンド…そして南海トラフがトドメ
■値段が下がる見込みはない
本来の流通は、昨年のお米と新米が同時に流通するということです。しかし今年の場合は、昨年のお米が非常に少なく、新米中心の流通になるので、(今のような品薄は解消されるでしょうが)全体の量はあまり多くありません。ですから、値段が下がる見込みはなさそうです。 それに、そもそも物価高騰で農家の生産コストはかなり上がっているのに、コメの価格は上がってなくて、農家さんは苦しい状況が続いています。 ですから、今後はコメも、物価の上昇に合わせた値段になっていかないと、農家さんが減ってしまう心配が出てきます。生産者が生産しやすい環境を整えるのは重要なことだと思います。 主食のコメが買えないと心配になるでしょうが、まもなく新米が出回ります。焦って余分に買ったりせず、美味しい新米を待ちましょう。 (アキダイ 秋葉弘道社長)
【関連記事】
- ■価格2倍でも即完売「日本人はコメ。パンではもたん」 『令和のコメ騒動』新米出荷始まるがコメ不足解消は9~10月か
- ■『令和のコメ騒動』の対策は「必要な分だけ買いましょう」 経済の専門家は「コロナ禍のトイレットペーパー不足と似ている」
- ■米の王様『コシヒカリ』温暖化でピンチ 暑さに強い品種の開発競争激化 滋賀産「みずかがみ」など健闘 コシヒカリを超えるか
- ■「限界ニュータウン」新築時2600万円が113万円 「だまされたとは思わないけど…」 “バブル期”開発 街から離れ病院も学校もなく
- ■中学教師が「セックス」指導 “コンドームの付け方実践”や“出産シーン鑑賞”に挑戦 「先生セックス何回したことある?」なんて質問も