大阪・松井市長「動物との暮らし途中で放り出さないで」アニマルパートナーシップ制度開始を発表
大阪・松井市長「動物との暮らし途中で放り出さないで」アニマルパートナーシップ制度開始を発表
大阪市の松井一郎市長は24日午後、大阪市役所で定例記者会見を行い、大阪府動物虐待通報共通ダイヤル「おおさかアニマルポリス#7122」の活用と「おおさかアニマルパートナーシップ制度」の開始について発表した。 【会見全映像】大阪市・松井市長が午後2時から定例会見(2019年7月24日)
同市の発表では、市が動物愛護管理施策を推進し「大阪・関西万博」が開かれる2025年までに「犬猫の理由なき殺処分ゼロ」に向けた行動計画を策定。犬や猫の殺処分削減や収容を未然に防ぐ、動物愛護精神の醸成等に取り組んでいる。
市では8月1日に独自で動物虐待相談電話(動物虐待ホットライン)を設置することにしていたが、10月に大阪府が「大阪府動物虐待通報共通ダイヤル『おおさかアニマルポリス♯7122』」を開設することから、それを活用。府内の虐待通報の窓口を一元化することで市民にも分かりやすく、通報しやすい環境を整えた。 松井市長は「短縮ダイヤルを知っていただくため、公式サイトやSNSに加え、広報誌を活用し周知に努める。また、動物虐待が犯罪であることをサイトに掲載して周知していく。「『♯7122』(悩んだら・わん・にゃん・にゃん)ですから、分かりやすいと思う」と話していた。
また、松井市長自身も自宅で猫を飼っていることを公言していることから、報道陣からはそのことに関する質問も出た。 松井市長は、万博のテーマが「いのち輝く未来社会のデザイン」であることを挙げ「命は人だけでなく動物もですからね。ペットは家族ですから。僕も猫を飼いだしてから癒されるし、気持ちがやすらぐことがある。動物と暮らして、途中で放り出すこのとのないようにしていただきたい」と述べていた。