「ぬれバーガー」って何? 日本人を魅了する“ワイン大国トルコ”の3つの絶品料理
海外・国内旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「『ぬれバーガー』って何? 日本人を魅了する“ワイン大国トルコ”の3つの絶品料理」です。トルコ料理と聞くと、ケバブやトルコアイスをイメージする方が多いかもしれません。実はトルコ料理は、中国料理、フランス料理とともに世界三大料理に数えられ、地理・歴史的な影響により多様性に富んだ料理として発展してきました。今回はトルコ料理の魅力と、トルコへの行き方を紹介します。(写真/iStock、永倉・文/地球の歩き方 永倉) 【この記事の画像を見る】 ● 欧亜交易の拠点で生まれた トルコ料理の特徴 トルコ料理の魅力は、その多様性と豊かな味わいにあります。ヨーロッパとアジアの間にあるトルコは、シルクロードの一部として交易の拠点となっていました。そのため、昔から新鮮で質の高い食材や豊富に使われていたことや、さまざまなスパイスやハーブが用いられたことも、独自の食文化形成の一因となっています。 トルコ料理を代表する料理といえば、やはりケバブ。一般的に、ケバブには牛や羊、鶏肉が使われ、串に刺して焼き上げられます。肉は焼く前にしっかりと味つけされるため、ジューシーで風味豊か。ケバブは店や地域によって味付けや付け合わせが変わり、さまざまなバリエーションがあるので、現地で食べ歩きをしてみるのもおすすめです。 最近ではハンバーガーを蒸したピザまんのような「ぬれバーガー(Islak Hamburger)」や、焼きたてのサバをトマトやタマネギなどの野菜とともに挟んだ「サバサンド(Balik Ekmek)」などのストリートフードも、日本人観光客に人気となっているようです。
● 知られざるワイン大国 世界屈指のブドウ生産量 また、あまり知られていませんが、実はトルコはワイン大国。5000年以上の長きにわたってワインが造られてきており、ブドウの生産量は世界第6位(※)を誇ります。とりわけワインが多く造られているのはカッパドキア、ヨーロッパ側にあるトラキア地方やエーゲ海地方。これらのエリアを回ってワイナリー巡りをすれば、きっと特別な旅になるでしょう。 ● トルコへの行き方 日本からトルコ最大の都市イスタンブールへは直行便が就航しています。フライト時間は約13時間。直行便を運航している航空会社はターキッシュ エアラインズとANA(ターキッシュ エアラインズとのコードシェア便)です。 ターキッシュ エアラインズは東京(成田・羽田)、大阪(関空)からそれぞれ毎日運航しているため、旅行スケジュールが組みやすいのがポイント。「航空業界のアカデミー賞」と呼ばれるSkytrax社のアワードで「ベスト エアライン ヨーロッパ賞」を受賞したサービス品質の高さも魅力です。 日本ではまだまだその魅力が知られていないトルコ料理。現地を訪れれば今回紹介したもの以外にも、お気に入り料理や興味深い食文化にたくさん出合えるはずです。次の休みには、トルコ旅行を検討してみてはいかがでしょうか? ※国連食糧農業機関の統計(2022年)による ※本記事は、2024年4月26日現在のものです。
地球の歩き方編集室