トゥヘル・バイエルンは大ピンチ? ブンデス支配に黄信号&CL1stレグも敗北で気になる選手との関係性
選手選考に疑問の声も
今月に入ってからはレヴァークーゼンとの直接対決も0-3で落とし、14日にはチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでラツィオに0-1で敗れるなど、不安定な戦いが続くバイエルン。 さらに不安材料とされているのが、指揮官トーマス・トゥヘルと選手の関係だ。トゥヘルのスタメン選考には以前から疑問の声もあり、クラブの象徴でもあるベテランのFWトーマス・ミュラーの出番が限られるなどサポーターからも様々な意見がある。 他にもボランチのレオン・ゴレツカを先発から外すゲームがあるなど、何かとトゥヘルの人選は議論を呼んでいる。独『Bild』は、バイエルンがトゥヘルとの将来を検討する段階にあると分析している。 「トゥヘルが就任する前の段階で、クラブは将来について明確なビジョンを描いていた。リーダーのマヌエル・ノイアーとトーマス・ミュラーは、次世代のリーダーであるジョシュア・キミッヒとレオン・ゴレツカにリーダーシップと『勝利の遺伝子』を引き継ぐはずだったのだ。キミッヒとゴレツカはバイエルンの新たな中心人物とも見なされており、長年にわたって中盤の中心人物になると考えられてきた。その後はDFマタイス・デ・リフトも最終ラインのリーダー候補として獲得し、新たなリーダーのトリオが完成した」 「しかし、上記の5選手のうち、現段階でトゥヘルからの完全なる信頼を得ているのはノイアーだけだ。キミッヒ、ゴレツカ、デ・リフトは監督の信頼を感じていないため、将来を検討している。最終的に、バイエルンの首脳陣は根本的な決断を迫られている。トゥヘルを残して現在の主力選手を含む大規模なチームの見直しをするか、トゥヘルと袂を分かち、現在の選手たちを信頼する新監督を迎え入れるかのどちらかだ」 今季のブンデスリーガではレヴァークーゼンが見事な戦いを見せているとはいえ、バイエルンにとって国内支配は絶対のミッションでもある。それが危うくなっている現在はトゥヘルへの視線が厳しくなっており、指揮官変更を求めるサポーターも少なくないだろう。果たしてフロントはどのような決断を下すのか。
構成/ザ・ワールド編集部