「うれしい悲鳴」宮島の観光客がV字回復 そして世界が気づき始めた「山口の魅力」
上田専務理事は、関西方面などから広島を日帰りで訪れている外国人観光客の「宿泊」に期待しているといいます。 上田専務理事 「広島から今問題になっている、日帰りで今度は大阪に帰られるお客様も、ちょっと足をのばしてっていうことになれば、お互い広島も山口も宿泊が増えるっていうことに…」 宮島を訪れている人たちに、このあとさらに足をのばす予定はあるか聞いてみました。 観光客たち 「このあとは福岡の方へ入ります。山口は通り越しちゃいます」 「夕方また松山に戻って飛行機で帰ります。そっか山口県か…旅行にいこうってあひらめきにならないね。見どころっていうか、これというものが想像できない」 商店街の人 「できれば手を組みたいですよね。いいところがいっぱいあるじゃないですか。山口っていえば近隣なので、手をとりあってツアーを組んでもらえれば、お客様も二度おいしいんじゃないかと思うんですけど」 広島県観光連盟も、「有名観光地だけじゃない、そのほかの地域にも注目してもらうきっかけになると思うので、広島でも期待している」と話しています。 観光庁によりますと、23年1月から9月までに広島県と山口県に宿泊した外国人観光客の数は、広島は88万8000人、山口県は5万8000人でした。 宿泊している外国人を国別に見ると特徴があります。広島を含む中国地方は、突出して欧米の人が多く、一方、福岡を含む九州地方は、圧倒的に韓国や中国など東アジアの人が多くなっています。 広島に来た欧米の人が、関西などに帰らず広島や山口に1泊して流れができるのか。また、九州に来ている東アジアの人が山口や広島でも1泊してみようかな…となるのか。いずれにしても、「世界が注目する山口」がどんな効果をもたらすのか2024年は注目です。
中国放送
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