「うれしい悲鳴」宮島の観光客がV字回復 そして世界が気づき始めた「山口の魅力」
コロナ禍が終わった2023年、世界遺産の島=宮島の観光客がV字回復したことがわかりました。瀬戸内の観光回復に向けて後押しになりそうな発表もありました。広島からも近い「ある場所」の魅力に、世界の注目が集まりそうです。 【写真を見る】「うれしい悲鳴」宮島の観光客がV字回復 そして世界が気づき始めた「山口の魅力」 新年を迎えた宮島…。12日も、観光客で賑わっていました。 観光客たち 「東京から来ました、牡蠣、牡蠣と神社ははずせない」 「奈良です、厳島神社来たかったんで。あと鹿見にきてんな」 「山口から来ました。ちょっと揚げもみじが食べたいなってなって」 新型コロナの行動制限もなくなって迎えたお正月…。島の人たちもいつもの「島の新年」を実感しているようです。 商店街の人たち 「(正月は)かなり多かったですね」 「コロナ禍は本当に閑散としてましたね、なかなか商店街の方も苦しかったかと思うんですけど、乗り越えてやっとにぎわいが戻ったかなと思います」 近藤志保 記者 「一時は静まりかえったという宮島ですが、きょうは多くの人出があります。それもそのはず、観光客がV字回復していることがわかりました」 2023年、島を訪れた人が過去2番目の多さとなったのです。2023年の来島者数は465万2000人で、前の年とくらべて164%となりました。過去最多だった2019年の465万7000人と並ぶ勢いでした。 月別では、2月、3月、6月、さらに10月、12月にも過去最多を記録しました。5月の広島サミットで、各国の首脳が宮島を訪れて注目が高まったことや、新型コロナの行動制限もなくなったことが影響しているとみられます。 また、2019年から続いた厳島神社の大鳥居の改修工事が終わり、真新しい姿を見に来た人も多かったようです。 商店街の人 「去年1年はもう体もギリギリの状態でくらいの忙しさで、うれしい悲鳴ですね」 劇的に回復する瀬戸内の観光…。そんな動きを加速させそうな発表がありました。 アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズが世界の旅行先で「2024年に行くべき52か所」に山口市を選んだのです。ニューヨーク・タイムズは毎年、世界各地の旅行先の中からおすすめの場所を独自に発表しています。
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