世界一おいしいにんにく料理! 話題の「シュクメルリ」を腸活仕様にアレンジ【決め手は酒粕】
「酒粕」を使ったことはありますか? 酒粕は米麹に酵母と乳酸菌を加えて発酵させたもので、甘酒や粕汁、漬けものなどの材料に使われます。 【画像で確認】発酵食品たっぷりの腸活レシピ! 10分でできちゃう簡単「豚キムチチゲ」 日本で古くから食べられてきた酒粕ですが、ビタミンやアミノ酸など栄養が豊富なうえに整腸作用が期待されることから、その良さが見直されているんです。 管理栄養士・料理研究家の関口絢子さんによると 「酒粕の芳醇な香りとなめらかな口当たりは、実はクリーミーな料理とも相性抜群なんですよ! シチュー、チャウダー、グラタンなどに入れるとコクが出て、とろりとした仕上がりになります」 さまざまな種類がある酒粕ですが、ペースト状にして熟成させた「練り粕」がやわらかくて扱いやすく、うまみもあります。より溶かしやすくするために、レンチンして軽く温めておくのがコツです。 教えてくれたのは 関口絢子さん 管理栄養士、料理研究家。YouTube「管理栄養士:関口絢子のウェルネスキッチン」で健康や美容に関する情報を発信中。著書に『春夏秋冬 疲れ取りごはん 心も体も軽くなる「食べ養生」大全』(KADOKAWA)など。 今回は、酒粕を話題のジョージア料理「シュクメルリ」にアレンジしてみましょう! 「世界一おいしい、にんにく料理」とも呼ばれるシュクメルリは、にんにくが効いたホワイトソースが特徴。酒粕で濃厚なうまみと芳醇な香りをプラスします。 レシピを教えてくれたのは 市瀬悦子さん 料理研究家。肉料理をはじめ、簡単に作れて、食欲をそそるレシピに定評がある。テレビ、書籍、雑誌などで活躍中。著書に『おいしいボリューム煮込み』(ワン・パブリッシング)など。Instagram @ichise_etsuko ■とりときのこの酒粕シュクメルリ風 材料・2~3人分 *1人分433kcal/塩分1.7g とりもも肉…大1枚(約300g) 【A】 ・塩…ひとつまみ ・こしょう…少々 酒粕(練り粕、または成形粕)…50g マッシュルーム…1パック(約100g) しめじ…1パック(約100g) にんにくの粗みじん切り…2片分 【B】 ・バター…15g ・小麦粉…大さじ2 牛乳…2カップ 小麦粉、オリーブ油、塩 【作り方】 1 とり肉は大きめの一口大に切って【A】をふり、小麦粉を薄くまぶす。マッシュルームは縦半分に切り、しめじはほぐす。 2 酒粕は小さくちぎって耐熱ボウルに入れ、ふんわりとラップをかけて30秒レンチン(600W)する。 3 フライパンにオリーブ油大さじ1/2を中火で熱し、とり肉の皮目を下にして並べ、約3分こんがりと焼く。弱火にしてにんにくを加え、肉の色が変わるまで炒める。 4 【B】を加えて粉っぽさがなくなるまで炒める。牛乳を少しずつ加えて溶きのばし、途中、2を加えて溶かす。塩小さじ1/2、きのこを加えて中火にし、とろみがつくまで、時々混ぜながら約5分煮る。 * * * 腸活効果が期待できる【酒粕&にんにく&たっぷりきのこ】に、たんぱく質豊富な【とり肉】を合わせた、元気が出るボリュームおかず。ご飯にかけて食べるのもおすすめです! ※酒粕に含まれるアルコール分は加熱する(5分以上が目安)とある程度とびますが、子ども、妊娠・授乳中の方、運転前、アルコールが苦手な方はご注意ください。 ※電子レンジを使う場合は600Wのものを基準としています。500Wなら1.2倍、700Wなら0.9倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。 レシピ考案/市瀬悦子 監修/関口絢子 撮影/木村 拓 スタイリング/河野亜紀 栄養計算/スタジオ食 編集協力・文/singt