「大阪のY字路100」調査し選定?平成の町人学者が研究報告
「大阪の達人」「大阪の鉄人」も表彰
最後は大阪検定優秀合格者の表彰式。大阪検定1級試験に3回合格した「大阪の達人」、同検定で累計1千点を獲得した「大阪の鉄人」と、第7回検定の各級別最高得点者が表彰された。「大阪の鉄人」第1号認定者は、通算14回目の検定挑戦で1千点越えを果たしたという。発表会終了後、懇親会が開かれ、研究仲間らも合流して歓談の輪が開いていた。 近世の大坂では、文人と呼ばれる町人学者たちが多様な分野で異彩を放っていた。博物学の木村蒹葭堂(きむら・けんかどう)、天文学の間重富(はざま・しげとみ)などだ。 文人たちがサロンで茶会などを開き、分野を飛び越えて交流するほか、だれでも希望すれば学芸を磨き合える教育環境が、大坂のまちに醸成されていた。同じように平成の町民学者たちが集う大阪検定サロンに、これからも関心が高まりそうだ。 大阪検定に関する詳しい情報は大阪商工会議所の公式サイトで。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)