パリ五輪代表に内定した桐生祥秀（左）と坂井隆一郎

　日本陸連は４日、新たに内定したパリ五輪代表２７人を発表した。男子４００メートルリレーでメンバー入りした桐生祥秀（日本生命）が銀メダルを獲得した２０１６年リオデジャネイロ大会、２１年東京大会に続いて３大会連続で選出され、男子２００メートルの飯塚翔太（ミズノ）は４大会連続で代表入りした。 【日程】オリンピックの全競技の日程

　世界陸連が公表した有資格者の中から、６月の日本選手権の結果を踏まえて選考した。男子１００メートルは日本選手権優勝の坂井隆一郎（大阪ガス）、同２位の東田旺洋（関彰商事）が出場権を得た。同３位の柳田大輝（東洋大）、同５位の桐生が４００メートルリレーのメンバーとなった。男子やり投げのディーン元気（ミズノ）は１２年ロンドン大会以来、２度目の出場となる。

　全種目で唯一、過去に日本勢の出場がなかった女子三段跳びで森本麻里子（オリコ）が初出場を決めた。混合競歩リレーのメンバーとして代表入りしていた柳井綾音（立命大）が女子２０キロ競歩でも出場権を得た。

　既に内定していた選手と合わせて陸上の代表は計５１人となった。他国・地域が使用しなかった出場枠が再配分されれば、さらに増える可能性もある。

【男子】▽１００メートル　坂井、東田▽２００メートル　鵜沢飛羽（筑波大）、上山紘輝（住友電工）、飯塚▽４００メートル　中島佑気ジョセフ（富士通）、佐藤風雅（ミズノ）、佐藤拳太郎（富士通）▽１万メートル　太田智樹（トヨタ自動車）▽１１０メートル障害　高山峻野（ゼンリン）▽４００メートル障害　小川大輝（東洋大）、筒江海斗（スポーツテクノ和広）▽３０００メートル障害　青木涼真（ホンダ）▽走り高跳び　赤松諒一（西武プリンス）、真野友博（九電工）▽やり投げ　ディーン▽４００メートルリレー　柳田、桐生▽１６００メートルリレー　吉津拓歩（ジーケーライン）、川端魁人（中京大ク）

【女子】▽５０００メートル　山本有真（積水化学）▽１万メートル　五島莉乃（資生堂）、小海遥（第一生命グループ）▽１００メートル障害　田中佑美（富士通）▽三段跳び　森本▽やり投げ　上田百寧（ゼンリン）、斉藤真理菜（スズキ）▽２０キロ競歩　柳井