どん底からの“返り咲き”…戦力外から這い上がった現役選手(5)上位チームの“4番打者”に
オフシーズンに突入した2023年のプロ野球。今年もドラフト会議を経て新たなプロ野球選手が誕生した一方で、戦力外通告を突きつけられた選手もいる。しかし、どん底から他球団移籍を掴み、一軍戦力へと這い上がった選手も存在。ここでは、戦力構想外からの復活劇を見せた現役選手を紹介する。
茶谷健太(千葉ロッテマリーンズ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:186cm/90kg ・生年月日:1998年1月16日 ・経歴:帝京三高 ・ドラフト:2015年ドラフト4位 今季は4番打者に抜擢されるなど、自己最多の79試合に出場した茶谷健太。戦力外通告を経て、新天地で飛躍の足掛かりを掴んでいる。 帝京三高では「4番・投手」として活躍し、2015年ドラフト4位で内野手として福岡ソフトバンクホークスに入団。高卒2年目の2017年に一軍デビューを飾り、プロ初安打を記録した。 しかし、その後は出場機会を得られず、2018年オフに戦力外通告を受け、育成契約を打診された。 それでも、環境の変化を求めて退団を選択。千葉ロッテマリーンズと育成契約を締結した。2019年は二軍で打率.271、6本塁打、48打点をマークし、同年オフに支配下へ復帰。 2022年には一時遊撃のレギュラー格を担い、57試合に出場した。今季はプロ入り初めて開幕一軍入りすると、内野の全ポジションでスタメン出場を経験。 5月にはプロ入り初となる4番としてスタメン起用された茶谷。最終的に79試合に出場し、打率.284の好成績を残した。来季はさらなる飛躍が期待される。
ベースボールチャンネル編集部